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〜新環境考察〜 今後の電脳堺について | kazuma



▼著者プロフィール

kazuma:@kazuma_ygo1018 ~実績~ cs 優勝 22回 準優勝 11回 ベスト4 33回 選考会 5回

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《1.はじめに》

皆さんこんにちは。お久しぶりです。kazumaです! 今回は【電脳堺】の考察記事になります! 先日、2021年4 月1日適用のリミットレギュレーションが発表されました! 『オルターガイスト・メリュシーク』や『閃刀機関-マルチロール』等の〝緩和〟が中心となった内容で、前環境、活躍していたテーマたちのほとんどが、規制による弱体化はなく、一部のデッキは緩和で強化された形となりました。 しかし、前環境、活躍していた多くのテーマがノータッチの中、唯一規制されたテーマがあります。 そう【電脳堺】です。『真竜皇V.F.D.』が制限カードとなり、このカードを2枚採用しているのがデフォであった【電脳堺】は環境で活躍するテーマの中でも唯一弱体化を受けたテーマとも言えます。 そこで今回は『真竜皇V.F.D.』が制限カードとなった事で〝【電脳堺】はどのような弱体化を受けたか?〟〝構築はどのように変化するのか?〟〝今後のシェア率は低下するのか?〟に視点を置いて今後の【電脳堺】はどのような立ち位置になるのか、考察を進めていきたいと思います!

《2.『真竜皇V.F.D.』が制限カードとなった事で起こる問題点》

◎『原始生命態ニビル』を発動された後のリカバリー性能の低下 『真竜皇V.F.D.』を2採用していた時期の【電脳堺】は1枚目の『真竜皇V.F.D.』で光属性を宣言し、効果を発動→それに対して『原始生命態ニビル』を発動され、フィールドのモンスターを一掃されても『電脳堺悟-老々』や『電脳堺門-玄武』の効果で、フィールドにモンスターを再び送り込み、『浮鵺城』へと繋ぎ、2枚目の『真竜皇V.F.D.』をX召喚する動きが非常に強力で、『原始生命態ニビル』を発動されても『真竜皇V.F.D.』のX召喚を行う事ができました。 しかし、現在は改訂で『真竜皇V.F.D.』は制限カードとなった事で同じように『原始生命態ニビル』で盤面のカードを一掃された際に『真竜皇V.F.D.』を再びX召喚するのは困難となりました。この動きが困難となったのが弱体化したポイントの一つになります。

◎『PSYフレーム・ギアγ』に気をつけなければいけない

以前の【電脳堺】ならば、『真竜皇V.F.D.』がフィールドに2枚成立させる事で、スタンバイフェイズに発動した1枚目の『真竜皇V.F.D.』の効果が『PSYフレーム・ギアγ』の効果で無効化されても2枚目の『真竜皇V.F.D.』の効果で本来の目的通り、モンスターの効果の発動・攻撃を阻止する事ができました。 しかし、現在の【電脳堺】は『真竜皇V.F.D.』がフィールドに2枚成立する事はなくなったので上記のような動きを行うことはできません。そのため、『真竜皇V.F.D.』の効果を発動する際は相手フィールドにモンスターが送り込まれた際に使用するなど、今まで以上に注意する必要があります。 『真竜皇V.F.D.』が制限カードとなったことで『PSYフレーム・ギアγ』は特に気をつけなければいけない手札誘発となりました。

◎中盤以降の制圧力の低下

1度使用した『真竜皇V.F.D.』が破壊された後、以前なら2枚目の『真竜皇V.F.D.』で中盤以降でも蓋を行う事ができたのですが、制限カードとなった事で易々と行う事ができなくなりました。 『真竜皇V.F.D.』が制限カードとなった事でこのような弱体化が見られます。『PSYフレーム・ギアγ』を注意することや中盤の制圧力の低下はそこまで大きな問題ではありませんが、『原始生命態ニビル』が以前よりもより効果的なカードとなってしまった事が一番の問題点かと思います。

《3.『真竜皇V.F.D.』の再利用方法》

◎『セイクリッド・トレミスM7』の効果でEXデッキに戻す。

1度使用し、墓地へ送られてしまった『真竜皇V.F.D.』を再びX召喚したい状況で『セイクリッド・トレミスM7』の効果を利用し、『真竜皇V.F.D.』をEXデッキに戻し、再び利用する方法です。先攻で『真竜皇V.F.D.』+『セイクリッド・トレミスM7』の盤面を作成した次のターンに『真竜皇V.F.D.』が破壊されてしまった際に役立ちます。

《4.【電脳堺】を回す際に意識する事》

◎リソースを残すことを意識する

『原始生命態ニビル』で展開を阻止されても【十二獣】のような手札誘発を多く採用しているデッキは攻め手の数が限られているので『電脳堺門-朱雀』や『飢鰐竜アーケティス』の妨害でも充分な妨害となります。それなので『真竜皇V.F.D.』のX召喚が行えなくても、墓地に『電脳堺門-青竜』や手札に【電脳堺】モンスターを用意し、再び自分のターンが訪れた際に展開を行う事ができるように充分な後続を確保する事が大切です。 展開を行う際は『セイクリッド・トレミスM7』を展開途中にX召喚することや『電脳堺豸-豸々』を特殊召喚することを意識し、後続を確保しましょう。

《5.【電脳堺】のEXデッキに新たに採用を検討できるカード》

◎『神樹獣ハイペリュトン』

『真竜皇V.F.D.』とは別種の妨害手段となるランク9 のXモンスターです。このカードを採用する利点は『真竜皇V.F.D.』+『神樹獣ハイペリュトン』の布陣を作れば『PSYフレーム・ギアγ』を楽にケアできることや『原始生命態ニビル』で『真竜皇V.F.D.』が墓地へ送られてしまった際に妨害手段とする事ができる点です。 欠点は『真竜皇V.F.D.』よりは数段妨害としての質で劣ってしまっていることと、攻撃力が2600なので『原始生命態ニビル』で戦闘破壊されてしまう事です。それを防ぐために『灼銀の機竜』等のEXデッキのモンスターの効果を利用するか、『電脳堺都-九竜』の効果で『電脳堺門-朱雀』を置き、自分のターン中に『原始生命態ニビル』を破壊する必要があります。

◎『原子力空母エンタープラズニル』

もう1枚のランク9枠のカードです。『神樹獣ハイペリュトン』とは違い、『原始生命態ニビル』を戦闘破壊しなくても効果を発揮する事ができる点は優秀ですが、ランダム要素となりますので、相手の攻め手を確実に減らすことはできない不確定要素の強いカードです。個人的には『神樹獣ハイペリュトン』の方が優先度は高いかなと思います。

◎『No.39希望皇ビヨンド・ザ・ホープ』

以前の【電脳堺】の構築に稀に組み込まれていたカードです。 【コードトーカー】系統のデッキの『トランスコード・トーカー』+『デコード・トーカー・ヒートソウル』の盤面を返す際に『スターダスト・チャージウォリアー』と絡めてのワンキル等ライフ奪取能力の高いカードです。(上記2枚のカードで削る事ができるライフポイントは7000ですが、『デコード・トーカー・ヒートソウル』の効果でライフポイントが6000~7000となっている状況が多いのでワンキルと表現しています。) また、【電脳堺】は『アーティファクト・ロンギヌス』を発動されてしまうと盤面解決力の高いEXデッキのモンスターのほとんどが、除外を絡むアクションを行うのでライフを削り切りたくても困難となる状況が見られます。(『氷結界の龍トリシューラ』、『灼眼の機竜』、『電脳堺獣-鷲々』、『電脳堺凰-凰々』等)それなので『アーティファクト・ロンギヌス』を発動されてもポテンシャルを損わずに使用できる『No.39希望皇ビヨンド・ザ・ホープ』は今回紹介する15枚目のEXデッキのカードたちの中でも特に優先度の高いカードかと思います。

◎『No.75惑乱のゴシップ・シャドー』

相手の手札誘発をケアし、(特に『原始生命態ニビル』)『真竜皇V.F.D.』の成立を目指す事が役割になります。 しかし、『No.75 惑乱のゴシップ・シャドー』を用意し、展開するには、フィールドに手札の【電脳堺】モンスターの効果を発動するためのカードを用意しつつ、モンスター2枚をX素材にしていまい、墓地の【電脳堺】モンスターが少ない状況でデッキを回さなければならないため、その状況で展開を行うのは要求値が高いです。それなので個人的には優先度は低いという評価です。

◎『電脳堺甲-甲々』

レベル3×2の状況からより、『天霆號アーゼウス』に繋げやすくする事ができます。【電脳堺】ネームなので『SRベイゴマックス』等を採用しているなら初動のカードの相方にする役割もあります。

◎『ダウナード・マジシャン』

ランク3のモンスターから『天霆號アーゼウス』のX召喚を狙う際に、このカードを採用すれば素材の数を4枚とする事ができるので『天霆號アーゼウス』の効果を2度使用できる状態にする事が役割です。

◎『氷結界の龍トリシューラ』

墓地・手札・フィールドのリソースを奪う事ができるので、【ドラゴンメイド】や【エルドリッチ】対面等で活躍するモンスターです。難点はレベル3を3枚フィールドに用意する必要があるので出しにくさが見られる事です。

《6.改訂後の【電脳堺】の構築》

こちらの構築が現在使用している【電脳堺】の構築になります。 【十二獣】、【ドラゴンメイド】等のライフを1ターンで楽々と削りきる事が難しいビートダウンデッキには妨害よりも充分な後続の確保を意識してデッキを回します。 逆に【竜輝巧】等の展開を得意とするデッキに対しては後続よりも妨害を重視して『真竜皇V.F.D.』+『神樹獣ハイペリュトン』の盤面を目指してデッキを回します。

◎『電脳堺嫦-兎々』の採用

同名の【電脳堺】モンスターを複数引いてしまった際や『灰流うらら』を使用された際に手札の不要な【電脳堺】をコストにし、盤面に【電脳堺】モンスターを増やせる事やレベルが6なので『セイクリッド・トレミスM7』に繋げやすく、リソースをより確保しやすくする狙いがあります。 また、墓地にこのカードが存在すれば、場に【電脳堺】を送り込む手段が増えるので召喚権に使った【電脳堺】が除去されてしまうと動くのが難しい状況でも自分の動きを通す事ができるなど選択肢を増やす事ができます。

◎『三戦の才』の採用

先攻展開の際に手札誘発を使われた際のリカバリーの役割は勿論、現在の環境に【十二獣】と【鉄獣戦線】が流行しているので後手捲りのカードとしても質の高いカードです。【十二獣】に対しては『十二獣ドランシア』のコントロールを奪い、『天霆號アーゼウス』へと繋げる事ができるので相手の妨害を消費させる事ができます。【鉄獣戦線】に対しては『召命の神弓-アポロウーサ』を奪うとで相手の盤面の妨害を奪いさることができます。

《7.今後のシェア率について》

2021年4 月1日適用のリミットレギュレーションを導入して、大会が活発に開かれ始めました。大会によって参加層が異なる為、正確なシェア率はまだ図る事はできませんが、弱体化はしたものの、現状の【電脳堺】も充分に強いデッキであることに変わりはないと感じましたのでこれからの環境でもシェア率が落ちることはないと思いました。 今後、大会に参加する際は【電脳堺】を意識してデッキ構築を行い、充分な対策を立てる必要があると感じました。

《8.終わりに》

今回は改訂により、環境デッキの中で唯一弱体化したと思われる【電脳堺】を考察させていただきました。結論、弱体化はしたもののその強さは健在で、これからの環境でも活躍は充分に見られるテーマかと思います! 今回の改訂も規制されたカードの少ない改訂となったので前回の環境から目まぐるしい変化は見られないかと思いますが、4月には新弾の『DAWN OF MAJESTY』が発売されるので、その後の環境はどのように変化するのか非常に楽しみです!『DAWN OF MAJESTY』に収録されているテーマ、カードで紹介したい物がありましたらまた記事にまとめたいと思います! 今回は以上となります!最後までご覧いただきありがとうございました! また次回の記事をお楽しみに!

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