LVP3発売直前!!注目新規カードを実戦で使えそうな使い方とともに一挙紹介!!|™のち
はじめに
こんにちはこんばんは、この度株式会社ジラフ様が運営するトレカ専用フリマアプリmagiの情報発信役として遊戯王のライターをさせていただけることになりました「™のち」といいます。 競技層はもちろんライト層にも分かりやすい記事を書いていけたらなと考えているので、これからよろしくお願いします。 ⚠効果があまり有名でないor新弾カードなどは《モンスター名》に遊戯王公式サイトの効果、裁定ページへのリンクを貼り付けているので、ぜひご活用ください。▼著者プロフィール
™のち:@kishao_
~実績~ CS優勝3回 ベスト16以上30回以上 デッキビルダー 著者紹介 関西で活動している™のちといいます。 競技プレイヤーとして活動しており、今期のトップシェアのデッキであるオルフェゴールの原案を作ったりと、デッキビルドが得意です。 競技シーンで使われるデッキの解説などはもちろんですが、新規カードを使ったコンボやデッキなども紹介することが出来ると思います。 ガチ層にもライト層にも幅広く愛される記事がかけると自負しておりますので、よろしくお願いします。
《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》
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【ワンポイント考察】
(1)のフィールドのモンスター一体を闇属性にする効果は《捕食植物サンデウ・キンジー》や《プレデター・プライム・フュージョン》との親和性が高く、単純に捕食植物テーマの強化と言えるでしょう。また、後述する(2)の効果とも非常にかみ合っており、《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》単体で相手のモンスターを融合素材にし、除去することができます。 (2)の効果は言わずもがな強いですね。裁定次第ですが(1)の効果を相手モンスターに使用してから《超融合》や《プレデター・プライム・フュージョン》を落とすことで、相手モンスターと《捕食植物ドラゴスタぺリア》や《捕食植物キメラフレシア》、《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》を特殊召喚することができます。【実践的な使い方】
|【サンダードラゴン】デッキ
《孤高除獣》+《雷電龍-サンダー・ドラゴン》or《雷獣龍-サンダー・ドラゴン》 《孤高除獣》召喚、効果で手札デッキから《雷電龍-サンダー・ドラゴン》、《雷獣龍-サンダー・ドラゴン》を除外 《雷電龍-サンダー・ドラゴン》で《雷鳥龍-サンダー・ドラゴン》をサーチ《雷源龍-サンダー・ドラゴン》を特殊召喚 場の《孤高除獣》と《雷源龍-サンダー・ドラゴン》で《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》を特殊召喚 墓地に送られた《雷源龍-サンダー・ドラゴン》の効果で同名カードをサーチ、手札の《雷鳥龍-サンダー・ドラゴン》の効果で除外されている《雷獣龍-サンダー・ドラゴン》を特殊召喚 雷獣龍-サンダー・ドラゴン》で《超雷龍-サンダー・ドラゴン》を特殊召喚、ここで《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》の(2)の効果を使用し《雷龍融合》をデッキから墓地に落とす事で墓地除外から《サンダー・ドラゴン》モンスター3体をデッキに戻し《雷神龍-サンダー・ドラゴン》を特殊召喚 場 《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》、《超雷龍-サンダー・ドラゴン》、《雷神龍-サンダー・ドラゴン》 手札 《雷源龍-サンダー・ドラゴン》 墓地 《雷龍融合》 《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》の登場で《孤高除獣》と手札コスト1枚からとても強固な盤面を作ることができるようになります。《神聖魔皇后 セレーネ》
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【ワンポイント考察】
《神聖魔皇后 セレーネ》はエンディミオン強化と世間で騒がれていますが、筆者はエンディミオンにあまり詳しく無いので、友人であり今期【エンディミオン】デッキではっちグランドday2予選ラウンドトップ通過などの輝かしい成績を残しているぴー次郎(@peter_00_)さんに《神聖魔皇后セレーネ》が【エンディミオン】デッキにどのような変化をもたらすかを聞いた所 ・展開が増える訳では無いけど、既存の展開をしやすくなる ・弱いハンドでも最低限の展開できるようになる可能性が増えた また、1番使うのは(3)の効果で相手ターンに自身をバウンスした《創聖魔導王 エンディミオン》の再配置とのことでした。(2)の効果も一見地味ですがいやらしい効果で【エンディミオン】デッキでかなりの活躍が見込めるでしょう。 筆者一押しの《神聖魔皇后セレーネ》の使い方は【SPYRAL】デッキでの活用です。《神聖魔皇后セレーネ》の登場によって今まで《SPYRALーグレース》を墓地に落とした後に浮いていた《マジシャンズ・ソウルズ》を《神聖魔皇后セレーネ》の素材にすることができます。《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》と《マジシャンズ・ソウルズ》リンクすることによって即座に《神聖魔皇后セレーネ》を特殊召喚することができ、魔法カードが墓地にたまりやすい【SPYRAL】デッキの特徴と非常にかみ合っているので《SPYRALーグレース》を使いまわすことができます。【SPYRAL】デッキ
《神聖魔皇后 セレーネ》は基本展開に絡むことはあまりありませんが、展開の途中に誘発をもらった時のリカバリーが効きます。 例えば、《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》のデッキから特殊召喚する効果の発動に《灰流うらら》を発動されてしまった場合でも、先述した《マジシャンズ・ソウルズ》が絡めば、《SPYRALーグレース》を墓地に落としながら、手札の魔法カードを墓地に送りドローする効果で魔法カードを貯め、《神聖魔皇后 セレーネ》を《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》と《マジシャンズ・ソウルズ》でリンク召喚し、《SPYRALーグレース》を墓地から特殊召喚することができます。 つまり、何が言いたいのかというと《神聖魔皇后 セレーネ》の登場により、【SPYRAL】デッキの要である《SPYRAL-グレース》にアクセスしやすくなり、より安定感が増したということです。 【SPYRAL】デッキ以外でも、緩い素材指定と優秀な蘇生能力持ちの素晴らしいカードなので、今後もよく話題になると思います。《ユニオン・キャリアー》
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【ワンポイント考察】
強い、最強、可能性の塊、ありがとうKONAMI大好き、正直今回の記事はこいつの話がしたかっただけといっても過言でもない。少し荒ぶってしまいましたが、冷静に効果についてざっくり解説すると、「自分の場のモンスターに種族or属性が同じモンスターを攻撃力が1000あがる装備扱いとして装備できるよ!でも装備したモンスターとその同名モンスターはこのターン特殊召喚できないよ!」ということです。 「でも《ユニオン・キャリアー》って自身をリンク素材にできないし、うまぶった使い方って言っても《灰流うらら》に引っかからない少し条件が厳しいモンスター版《おろかな埋葬》ぐらいだろ?モンスター版《おろかな埋葬》ならリンク3に《ライトロード・ドミニオン キュリオス》がいるし、装備できるだけだし今更そんなに騒ぐことでもなくね?」と思ってるそこのあなた、その認識は大きな間違いです、これは騒ぐことです。町中大騒ぎです。 《破壊剣-ウィザードバスターブレード》や《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》といった装備することによって効果を発動するモンスターによる自分フィールドのシステムモンスターの強化ができることももちろん重要ですが、一番重要なのは、デッキから装備されるモンスターは自分の魔法罠ゾーン(つまり自分フィールド)に発動されるためその状態で墓地に送られたとしても「このカードがフィールドから墓地に送られたとき」といった効果を発動できるということです。 つまり、今まで《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》や《神聖魔皇后 セレーネ》の項目で話した【サンダードラゴン】【SPYRAL】が強化されたといった内容の中で出てきた各サンダードラゴンカードの効果起動や《SPYRAL-グレース》のフィールドから墓地に送られたときの効果の発動は大体《ユニオン・キャリアー》でもできてしまうということです。 どんだけ強いこのカード… 筆者が思いつく範囲で《ユニオン・キャリアー》によって強化されるデッキタイプをあげると【ユニオン】
名前にもユニオンとある通り親和性抜群。往年の《フォトン・スラッシャー》+《ユニオン格納庫》という前マスタールール時代に最強の初動として一種の呪文のようになっていたこの二枚からついに新マスタールールでも《ABC ー ドラゴンバスター》が出るようになりました。【サンダードラゴン】
《超雷龍-サンダー・ドラゴン》に《破壊剣-ウィザードバスターブレード》や《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》を装備してより強いロックをかける動きや、場のモンスターに《雷電龍-サンダー・ドラゴン》や《雷獣龍-サンダー・ドラゴン》といった各種【サンダードラゴン】モンスターを装備し、自身の《雷神龍-サンダー・ドラゴン》の効果で破壊したり、装備されているモンスターをリンク素材などにして墓地に送ることで、(2)の効果の発動を狙うことができます。【DD】
《DDスワラル・スライム》や《DDネクロ・スライム》を自身のモンスターに装備し装備されているモンスターを《魔神王の契約書》などで、《DDD烈火王テムジン》や《DDD烈火大王エグゼクティブ・テムジン》などの融合素材にすることで実質相手の《灰流うらら》を食らわない《おろかな埋葬》として使用することができます。 《DDスワラル・スライム》や《DDネクロ・スライム》の墓地から除外して発動する効果は(正確には《DDネクロ・スライム》は墓地から除外して発動する効果ではない)自身を特殊召喚するのではないので《ユニオン・キャリアー》の制約も気にすることがありません。【Kozmo】
【Kozmo】テーマの上級モンスターは一体を除いて「戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから自身のレベル未満の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。(手札に加える。)」といった効果を持っています。 なので《ユニオン・キャリアー》の効果によって装備されている【Kozmo】上級モンスターを破壊することで前述した効果を起動させることができ、場に【Kozmo】モンスターがいない状況からでも、【Kozmo】モンスターを場に呼び出すことができるようになりました。【メタルフォーゼ+Kozmo】
俗にいう【メタルKozmo】というデッキタイプでも《ユニオンキャリアー》の登場により柔軟な展開ができるようになりました。 今まではスケールに発動した【メタルフォーゼ】カードで【Kozmo】上級モンスターを破壊しようと思うと、【Kozmo】下級モンスターの入れ替わり効果を使用し【Kozmo】上級モンスターを特殊召喚する以外では、ペンデュラム召喚することでしか【Kozmo】上級モンスターを破壊することができませんでした。 これはどういうことかというと、展開前にすでに上級モンスターをペンデュラム召喚できるようなスケールを持っていることが前提であり、スケールが揃っていない状態から揃えることが非常に難しく、スケールが揃っていないと展開が弱くなってしまうという弱点を抱えていました。 しかし、《ユニオン・キャリアー》の登場によりフィールド上に《ユニオン・キャリアー》と光or闇モンスターを揃えることでスケールを揃えることができるようになりました。 例えば 《捕食植物オフリス・スコーピオ》+《メタルフォーゼ・シルバード》+非ペンデュラムモンスターのような初手でも 《捕食植物オフリス・スコーピオ》通常召喚、効果で手札を一枚捨て《捕食植物ダーリング・コブラ》特殊召喚、効果で《簡易融合》サーチ 《簡易融合》で適当な闇属性or植物族モンスターを融合召喚、融合モンスターと《捕食植物オフリス・スコーピオ》で《ユニオン・キャリアー》をリンク召喚、《ユニオン・キャリアー》の効果で《捕食植物ダーリング・コブラ》に《Kozmo ー ダークシミター》を装備 《メタルフォーゼ・シルバード》をスケールに発動、効果で《Kozmo ー ダークシミター》を破壊し《メタルフォーゼ・コンビネーション》をセット、破壊された《Kozmo ー ダークシミター》を墓地から除外し、《Kozmo ー スリップライダー》をデッキから特殊召喚 特殊召喚された《Kozmo ー スリップライダー》の効果でセットされている《メタルフォーゼ・コンビネーション》を破壊、破壊された《メタルフォーゼ・コンビネーション》の効果で《メタルフォーゼ・スティエレン》をサーチ このようにして【Kozmo】モンスター無し、片方しかスケールが揃っていない状態から、《ユニオン・キャリアー》のおかげでスケールを揃えながら【Kozmo】モンスターを展開することができます。【SPYRAL】
《神聖魔皇后 セレーネ》の項目でも登場しましたが、《ユニオン・キャリアー》によって間違いなく強化を受けるデッキであることはまちがいないです。 《SPYRAL-グレース》を装備状態から墓地に送ることで《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》の効果を使用することなく【SPYRAL】デッキの最大の目標を達成することができます。なんなら装備してから《マジシャンズ・ソウルズ》で墓地に送ってドローすることも……怖くなったのでこのあたりでやめておきます。【オルフェゴール】
こちらも《ユニオン・キャリアー》の登場で【オルフェゴール】モンスターがいないハンドからでも【オルフェゴール】をフィールドに供給できるようになりました。 例《水晶機巧-ハリファイバー》一枚展開 《水晶機巧-ハリファイバー》特殊召喚、効果で《ジェットシンクロン》を特殊召喚、《水晶機巧-ハリファイバー》と《ジェットシンクロン》で《ユニオン・キャリアー》をリンク召喚 《ジェットシンクロン》の効果で手札を一枚捨てて自身を墓地から特殊召喚、《ユニオン・キャリアー》の効果で《ジェットシンクロン》に《オルフェゴール・ディヴェル》を装備、《ジェットシンクロン》一体で《サクリファイス・アニマ》をリンク召喚 墓地に送られた《オルフェゴール・ディヴェル》を除外してデッキから《オルフェゴール・トロイメア》を特殊召喚 このようにして【オルフェゴール】モンスターがいないハンドからでも【オルフェゴール】モンスターをフィールドに供給できます。 また、この展開は《水晶機巧-ハリファイバー》一枚からできるので《亡龍の戦慄-デストルドー》のような特殊召喚できるチューナーがいると《終末の騎士》のような【オルフェゴール】デッキの一枚初動の効果を無効にされてもリカバリーをすることができます。【実践的な使い方】
・それ以外の使い方(案)
とりあえずまとめると
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・デッキの中のモンスターを場を経由して墓地に送ることができるようになった ・難しい召喚条件を持っているモンスターでも簡単に場に出すことができるようになった ・「このカードがフィールドから墓地に送られたとき」といった効果を持つモンスターの効果の発動が極めて簡単になった ・《ユニオン・キャリアー》最高!