第10回アマガサCS大会レポート | アマガサ

筆者紹介

執筆者 アマガサ (@amagasa0911)

岡山地区で開催されている。非公認大会アマガサCSも主催者。 フリマアプリmagiとの大会協賛のとして大会のレポートを執筆している。 アマガサCS大会公式Twitter(大会開催情報などを発信しています) →@amagsa_cs アマガサCS公式youtubeチャンネル(大会の対戦動画をアップしています) →https://www.youtube.com/channel/UCyJBCTBZwR7v5A8JkRF7w9Q

アマガサCSとは?

アマガサCSとはどんな大会なのかそもそもCSとはなにかをご説明します。 CSとは、チャンピョンシップの略で遊戯王などの大規模な非公認大会のことを指します。遊戯王公式の大会ではありませんが、多くの参加者の集まる大会です。 遊戯王の大会の中でも最も競技性の高い大会の一つと言えます。 といっても、競技性をガチガチに意識した人ばかりが参加されるわけでもありません。 カジュアルよりのプレイヤーも多く参加され、皆さん楽しく大会に参加して頂いています。 誰でも最初は、CSに参加するのは怖いものです。 アマガサCSはそんな方にも参加しやすい大会を目指して頑張っています。 上位入賞者にオリジナルのプレイマットのプレイマットの配布、参加賞にオリジナルデザインのメモ帳も配布しているなど、岡山を中心に、中四国地区のCSを盛り上げることを目標に今後も活動していますのでもしよければ参加してみてください。

今大会について

第10回アマガサCSは新型コロナウイルス感染拡大を受け規模を縮小、中四国地方の参加者のみ、受付の際には検温を行い、会場にはアルコール、空気清浄機の設置を行っての開催となりました。 【大会詳細】 個人戦 参加人数28名 リミットレギュレーション 2020/7月制限

大会デッキ分布

それでは大会のレポートに入っていきましょう。まずは大会参加デッキです。 今大会のデッキ分布は以下の通りです。

今回の大会のトップシェアは転生炎獣で6でした。 残りは多くても使用数は3以下と非常に群雄割拠した環境と言えるかと思います、その中でも、注目したいのはデッキタイプです。 今回は罠を主体とした罠型のデッキ、多くの状況に柔軟に対応しながら展開を行っていくミッドレンジ型のデッキ、先行での誘発貫通によって相手を制圧する展開系の3タイプに大まかにデッキをわけての考察としました。 3タイプのデッキ別シェア数は以下の通りです。

デッキタイプ別シェア数

ミッドレンジ型 (転生,閃刀姫等)   …… 18 罠型 (オルター,サブテラー等)    …… 5 展開系 (セフィラ,一軸等)      …… 5 結果として、転生炎獣,閃刀姫,オルフェゴールといった長く環境にい続けている、ミッドレンジ型のデッキが多くなりました。 まとこれらのデッキは環境にいる期間が長期にわたることから、長く使用しているプレイヤーが多いので練度の高いプレイヤーが多くい印象です。 多数のデッキが存在する環境でもしっかりと勝ち筋を見つけることができるデッキであるというのもこれらのデッキ群が多かった理由となるといえるかと思います。 また今回は環境でも見られているヌメロンギミック、ドラグマ等といったカード群を使用したデッキが少なかったのは驚きでした。 ドラグマギミックを使用したデッキはシャドールで1、ヌメロンギミックを使用したデッキもサブテラーで使用されていただけと大変少ない結果となりました。 これら2つのギミックは、出張性能が高く、多くのデッキで使用されていただけに、今回の使用率の低さは驚きでした。

採用率の高かったカード

【禁じられた一滴】

速攻魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):自分の手札・フィールドから、このカード以外のカードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる。 その数だけ相手フィールドの効果モンスターを選ぶ。そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が半分になり、効果は無効化される。 このカードの発動に対して、相手はこのカードを発動するために墓地へ送ったカードと 元々の種類(モンスター・魔法・罠)が同じカードの効果を発動できない。 4月18日に発売されたライズ・オブ・ザ・デュエリストで登場した新カードですが、採用デッキ数は17/28デッキと使用率の高いカードとなりました。 使いやすいカードかつ、先行,後攻でも強いカードであることからメイン、サイドデッキ通して非常に高い使用率となったカードの1枚です。

【コズミック・サイクロン】

(1):1000LPを払い、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを除外する。 サイドデッキのカードとして環境によって使われてきたカードですが今回はメイン投入も多くみられ環境的に多く使われているカードの1つでした。 環境にいるオルフェゴール、ヌメロンに対して効果的である他、罠デッキ等の低速~中速デッキが増えていることが採用の増加に繋がったのかと考えられます。 また採用されたカードの中で興味深かったのは手札誘発カードです。

採用された手札誘発(採用デッキの多い順)

※サイドデッキこみ

ダントツの採用率はほぼ100パーセントの採用となった灰流うららと増殖するGが流石のトップ2でしたが、この中で注目したいのは【幽鬼うさぎ】【DDクロウ】の採用率の高さです 。

【幽鬼うさぎ】

チューナー・効果モンスター 星3/光属性/サイキック族/攻 0/守1800 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):フィールドのモンスターの効果が発動した時、またはフィールドの既に表側表示で存在している魔法・罠カードの効果が発動した時、 手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。フィールドのそのカードを破壊する。 幽鬼うさぎは現在環境で多く見られるヌメロンギミックへの対策カードとして使われるなど、環境での採用率が増えています。 幽鬼うさぎは環境にいるデッキによって採用率が上下するイメージがありますが今回大会で言えば無限泡擁よりも採用が高くなっています。

【DDクロウ】

効果モンスター 星1/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100 (1):このカードを手札から墓地へ捨て、相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。 この効果は相手ターンでも発動できる。 最近は墓地を利用するデッキが多いため採用率も増えてきた印象ですが、今回は13/28と高い採用率になりました。 デッキによっては効果を使う場面がないこともあるためサイドデッキの採用が目立ちました。 また、この2枚が増えていることでエフェクト・ヴェーラー、無限泡擁といった従来環境で多く採用されていたモンスターの効果無効系の手札誘発が採用率が減っているということが言えるかと思います。 さらに採用率2位の増殖するGも今大会では採用していた24デッキ中9デッキがメインでの採用は2枚のみでの採用。 さらに2デッキはメインデッキの採用が0とサイドデッキのみの採用でした。 これらの理由としてはリンクロスの制限による展開系のデッキの弱体化と、環境でのシェア数の低下が原因となっているかと思います。 メインデッキで展開系のデッキを相手にした場合、先行で手札誘発を引けず、相手の先行展開を通してしまい負けるといったことが少ないことから、DDクロウのような墓地リソースを絶えずまわしていくようなデッキ対してそれ止めるようなカードを採用するといった選択肢をとる構築が多く見られるように感じました。

サイドデッキでの採用率の多いカード

後攻から盤面を捲るライトニング・ストームや拮抗勝負などの採用率が高く、罠を見るカードの採用率が高い印象でした。 従来のハーピィの羽帚+ライトニング・ストームのようなサイド構成ではなく、ハピィの羽箒+ライトニングストーム+拮抗勝負(レッド・リブート)のような構成が多く相手のデッキに合わせて後手で捲りやすいカードを選択して投入するといったような構成がうかがえました。

決勝トーナメント進出デッキ分布

決勝トーナメント進出デッキもシェアトップの転生炎獣が唯一の複数シェアとなりました。 また、深海や海皇を使った一軸シンクロ、マドルチェ等の分布数1のデッキからのトーナメント進出を果たしたデッキもありました。 トーナメント分布も非常に群雄割拠している結果となりました。 ……そして見事参加28人の中で優勝を手にしたのはマドルチェを使用したどるちぇ選手でした! 以下順位とデッキレシピ

1位どるちぇ選手

使用デッキ:マドルチェ

2位しゃるるん選手

使用デッキ:閃刀姫

3位ガジェット選手

使用デッキ:転生炎獣

4位カワグチ選手

使用デッキ:転生炎獣

ベスト8

ちず選手         使用デッキ:一軸シンクロ ペル選手         使用デッキ:オルターガイスト オニツカ選手       使用デッキ:オルフェゴール タケナカ選手      使用デッキ:転生炎獣 ※ベスト8選手のデッキレシピは省略させていただいております。 プレイヤーネームとデッキ名のみのご紹介です。

優勝者インタビュー

今回も前回と同様優勝者のどるちぇ選手にインタビューをさせていただきました。 (コロナウイルス感染拡大を考慮しまして今回は大会終了後、リモートでのインタビューを行わせていただきました) 優勝 どるちぇ選手 (使用:マドルチェ) 優勝者インタビュー アマガサ 初めに今回なぜ【マドルチェ】を選択されたのでしょうか? どるちぇ選手 CSに参加するにあたって特別な理由がない限りマドルチェ以外の選択肢はあまりありません。 アマガサ どるちぇさんと言えば、マドルチェですもんね! 僕もどの環境でも特に理由がなければセフィラを使っていますが、どの環境でも使い続けるというのは難しく、長く好きなデッキを使うのはすばらしいと思います。 アマガサ 次に今回のメインギミックについてご質問させてください。 どるちぇ選手 1枚初動がメインに9枚あるという点が優秀です。 展開が通ってしまえば相手を妨害しつつリソースを回収できます。 さらに相手ターンでも展開が可能です。 昨今では耐性持ちのモンスターや墓地でも効果を発動できるカードが増えてきましたが、マドルチェによる相手のフィールド、墓地のカードを対象に取らずバウンスする効果は除去として大変優秀です。 この部分をうまく使っていくことが【マドルチェ】の勝利へのカギです。 アマガサ メイン出来位からハーピィの羽箒や、ツインツイスターを入れられていますが、どういった構築意図があったのでしょうか? どるちぇ選手 マドルチェは1度の妨害で展開が止まるような脆いテーマです。 そのため後手でのまくり性能が低く展開を通すためにはマドルチェ+汎用カードといった手札でなければ厳しいです。 単純に私がじゃんけんが弱いので、メインデッキで後攻を取らされたときに少しでも相手の盤面を返せるように入れています。 保険的に意味合いが強いですね笑 コズミック・サイクロンではなく、ツインツイスターなのはホーットケーキの効果の兼ね合いや、素引きしたメッセンジェラートやマドルチェ魔法罠を墓地に送ることでティアラミスでバウンスしながら展開できるようにすることを考慮しました。 アマガサ 大会に出るにあたって意識したデッキはありますか? どるちぇ選手 閃刀姫やオルフェゴール等環境によくみられるデッキを意識し、サイドデッキを構築しました。 アマガサ なるほど、最後に個人的に気になったのですがサイドデッキに1枚だけマドルチェホーットケーキが採用されていますがどういった意味があるのでしょうか? どるちぇ選手 サイドチェンジするにあたって、こちらが後手を取らされる想定をした場合、相手のターンに増殖するGなどの手札誘発モンスターカードを使用した場合、マジョレーヌやプティンセスールが初動ではなくなってしまうため、メインのマジョレーヌに変えて投入するために1枚採用しています。 アマガサ マドルチェならではの採用理由になっているんですね。 今回はインタビューにお答えいただきありがとうございました! どるちぇ選手 ありがとうございました! 長く使われているデッキだからこその考えられた構築だと感じました。 今回決勝戦の模様を動画として投稿していますので、よければ見ていただければと思います。 第10回アマガサCS決勝戦 しゃるるん(閃刀姫)VSどるちぇ(マドルチェ) https://www.youtube.com/watch?v=MM_Vc6AIt7Q アマガサCSでは定期的に大会での対戦動画をUPしていますのでもしよろしければチャンネル登録をしてみていただければ嬉しいです。

まとめ

初めに今回はコロナウイルスの感染拡大を背景とした小規模での開催となりました。 参加いただいたプレイヤーの民様には大変感謝しております。 大会が少なく大会環境の情報が少ない中でも参加選手のみんさんが考え抜いてデッキを構築されているのだと、今回レポートを書くにあたって調べているうちに感じました。 大変な状況が続き、アマガサCSでも次の大会がいつになるのかまだまだ決まっていかない状況です。 カードゲームをしていくには大変難しい状況にはなっていますが、アマガサCSはじめとした同地区のCSとともに、盛り上げていければと考えています。 最後にここまで読んでくださった読者の皆様に感謝いたします。

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