ポケカイラストグランプリを受賞したイラストレーターが、 描くときにしなかった3つのこと
株式会社クリーチャーズ主催で行われたポケモンカードゲームイラストグランプリのグランプリに選ばれた西田ユウさん(@nishida_yuu)にお話を伺ってきました。 トレーディングカードのもう一つの側面であるカードを創る側のエピソードとして、イラストレーターについて取り上げたいと思います。
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【西田ユウさん プロフィール】母校で非常勤講師を勤めながら、フリーのイラストレーターとして活動中。
=============夢への第一歩
|今回はおめでとうございます!
ありがとうございます! トレーディングカードのイラストを描くのが夢で仕事をしていたので、本当に嬉しいです。グランプリになると、自分の描いた絵がカードになって届くのですが、それを見て感動しました。
まったく自信はなかったのですが、まずは出すことが大事だと思っていたので、あとどうなるかってのは自信なかったです。いろんな賞に応募してきましたが、こうやって賞金や盾をいただくのが初めてなので、びっくりしています。
|賞金は何に使われる予定ですか?
貯金ですかね。でも、新しい液晶タブレットとかも欲しいです。薄型のやつが(笑)
正解のない世界で、こたえを考えつくす仕事
|今回、イラストを描く時に意識してやらなかったことがあるとか?
正解があるというわけではないので、あくまでも今回のイラストを描いたときのことになりますが、振り返ってみて、“しなかったこと”が3つあります。
一つ目、伝説のポケモンを選ばなかったこと
今回のテーマが、「ポケモンのいる風景」だったので、伝説のポケモンだと日常の風景になじませるのは大変だなと思い、身近なキャラクターを選ぶことにしました。
二つ目、キャラクターの特性を無視しなかった
サーナイトを選びましたが、このキャラクターのイメージは、バトルでばしばしというより、綺麗な美しいすらっとしたポケモンです。カードバトルをするなかで華やかな一枚になるかなと、神々しく、明るいイメージにしたかったんです。 あと、サーナイトは未来予知という特性をもっています。そういう部分を考えつつ、制作を進めていきました。
三つ目、描き込みすぎない
カードは小さく印刷されるので、パッとみた感じも大事なのかなと思っていました。あまり凝りすぎてしまうと、潰れてしまって見えないと思い、今回は描き込みすぎないようにしてみました。
好きなことは続く
|西田さんご本人のお話もお伺いしたいのですが、イラストレーターを目指したきっかけはなんだったんでしょうか?
昔から絵を描くのがすきで、ずっと絵を描いて過ごしてきました。そして、これからもずっと描くんだろうなぁと思ったからです。。かね。 小さいころから1日何時間も好きで描いていました。いろんなアニメや好きな漫画を真似して描いたり、それこそポケモンもたくさん描きました。 いろんな作品を見るのが勉強になります。たくさん本を買って、あぁこういうの描きたいなとか、モチベーションをあげつつ、ひたすら描いてきました。
(西田さん作品)
ただ、夢であるカードのイラストレーターになるにはどうしたらいいか、手探り状態です。 ポケモンのイラストグランプリに応募したのは、カードのイラストを描きたかったというのもあります。
※ポケモンイラストグランプリでは受賞者だけでなく、優秀な作品を応募した人に、株式会社クリーチャーズから公認イラストレーターとして、仕事を依頼される可能性も秘めていたりします。[募集ベージより一部抜粋]
|ポケモン以外に描いてみたいカードはありますか?
私は「カードファイト!! ヴァンガード」が、かれこれ8年くらい大好きです。ヴァンガードだったら何でも描きたいです。 新しいブースターパックが出ると、開封式をやっているのですが、、、自分のイラストがカードになって、出てきたらいったいどんな気持ちになるんでしょう....!!
=============今回、正解のないクリエイティブの世界で、トレーディングカードのイラストを描くという夢に向かって邁進する西田さんにお話を伺いました。 クリエイターは右脳派なのかな?と思っていたのですが、聞いてみると細かい部分まで、いろんなことを考えて、作られていました。
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(西田さん作品)


