第八回アマガサCS 大会レポート
【アマガサCS 主催アマガサ(@amagasa0911)】 初めまして岡山を中心にアマガサCSという非公認大会を開かせていただいているアマガサと申します。今回からmagi様との協賛の一つとして大会結果や、大会分布、それによる環境考察等をまとめた記事を投稿させていただくことになりました。 ブログ等はあまり書いたことがなく、つたない文ではありますが最後までお付き合いいただければ幸いです。
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〇初めに
・アマガサCSとは?
アマガサCSとはどんな大会なのかそもそもCSとはなにかをご説明します。 CSとは、チャンピョンシップの略で遊戯王などの大規模な非公認大会のことを指します。遊戯王公式の大会ではありませんが、多くの参加者の集まる大会です。 遊戯王の大会の中でも最も競技性の高い大会の一つと言えます。
といっても、競技性をガチガチに意識した人ばかりが参加されるわけでもありません。 カジュアルよりのプレイヤーも多く参加され、皆さん楽しく大会に参加して頂いています。 誰でも最初は、CSに参加するのは怖いものです。 アマガサCSはそんな方にも参加しやすいような大会を目指して頑張っています。
上位入賞者にオリジナルのプレイマットのプレイマットの配布、参加賞にオリジナルデザインのメモ帳も配布しています。 また今年は新たな試みとしてアマガサCSをはじめとしたCSの上位入賞者のみで行われるアマガサCSマスタートーナメントの開催を予定しています。 今回の大会でも上位入賞者にはマスタートーナメント参加権利が与えられます。 岡山を中心に、中四国地区のCSを盛り上げることを目標に今後も活動していく予定です。
〇今回の大会について
前置きはここまでにして、いよいよ本題の大会レポートの方に入りたいと思います。 今回は一月十二日に行われた第八回アマガサCSの大会結果を踏まえた内容になります。
今大会は、新マスタールール、一月施行制限にて行われました。 2020年一月より施行された禁止制限による、前期環境で活躍したデッキの規制による環境の変化と、前日の十一日に新弾の『エタニティーコード』が発売されたことにより、新弾のカードも多く使用されることが予想される大会でした。 新弾のカードによって環境がどれだけ変化するのかが注目される点になるかと思います。 また十一日(オレタンCS)十二日(アマガサCS)十三日(オービス杯)と岡山でCSが三日連続で開かれるということもあり県外からの参加者もたくさん参加されての大会となりました。
・デッキ分布
今回アマガサCSで使われたデッキ分布は以下の通りです。
アマガサCS 参加者60名
岡山地区は以前からオルフェゴールの分布が高い傾向にありましたが、今大会も変わらず分布が多く、唯一の二ケタ台の分布となりました。 オルフェゴールデッキは前期から活躍し続けているデッキですが、今回、オルフェゴールの分布数を伸ばした要因の一つとして新弾の『エタニティーコード』で登場した宵星の騎士(ジャックナイツオルフェゴール)ギルスの登場が挙げられます。
・宵星の騎士ギルス
効果モンスター 星4/闇属性/機械族/攻1800/守 0 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。 デッキから「オルフェゴール」カードまたは「星遺物」カード1枚を墓地へ送る。 このカードと同じ縦列に他のカードが2枚以上存在する場合、 さらにこのターン、このカードをチューナーとして扱う。 (2):自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合に発動できる。 お互いのフィールドに「星遺物トークン」(機械族・闇・星1・攻/守0)を1体ずつ守備表示で特殊召喚する。今回大会に参加したオルフェゴールデッキのすべてに採用され、展開の起点となったカードである他、名称の通り機界騎士での採用も見られました。 オルフェゴールデッキは、前回の改定で「オルフェゴール・ガラテア」「オルフェゴール・ディべル」が準制限カードに指定されたこともあり、弱体化を余儀なくされましたが新弾にて新たに登場したこの宵星の騎士ギルスの登場による強化をうけました。 しかし、分布一位のオルフェゴールですら12/60とオルフェゴール環境と言えず、他の分布がばらけていることもあり、前期からの群雄割拠とした環境が続いていることが言えるかと思います。 また最近何かと話題なドラグーンオブレッドアイズを使用したデッキも多く、分布60デッキ中、12デッキがこのカードを採用していました。
・ドラグーンオブレッドアイズを使用したデッキ一覧(サイド含む)
・超魔導騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ
効果 融合・効果モンスター 星8/闇属性/魔法使い族/攻3000/守2500 「ブラック・マジシャン」+「真紅眼の黒竜」またはドラゴン族の効果モンスター (1):このカードは効果の対象にならず、効果では破壊されない。 (2):自分メインフェイズに発動できる。 相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊し、 その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。 この効果は1ターン中に、このカードの融合素材とした通常モンスターの数まで使用できる。 (3):1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。 その発動を無効にして破壊し、このカードの攻撃力を1000アップする。普通のドラグーンオブレッドアイズを使ったビートダウンデッキから、召喚獣・サブテラーと混ぜたものなどの派生型も多くみられました。 ドラグーンオブレッドアイズは単体の制圧力が強く、効果モンスター二体を召喚することができれば捕食植物ヴェルテアナコンダで真紅眼融合をデッキから墓地に送ることで簡単に出せることもあり非常に使用率が高いカードとなっています。
・捕食植物ヴェルテアナコンダ
効果 リンク・効果モンスター リンク2/闇属性/植物族/攻 500 【リンクマーカー:左下/右下】 効果モンスター2体 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターはターン終了時まで闇属性になる。 (2):2000LPを払い、 「融合」通常・速攻魔法カードまたは「フュージョン」通常・速攻魔法カード1枚をデッキから墓地へ送って発動できる。 この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。 この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。またこのドラグーンオブレッドアイズの影響もあり、超融合をメインまたはサイドで多く採用されているケースも目立ちました。 同じく後攻でモンスターを無力化する冥王結界波がサイドに投入されているデッキも多数存在しました。 両カード共にドラグーンオブレッドアイズに有効な他、エンディミオン等の先行展開でモンスターで妨害を構えてくるデッキに対して有効な札として採用されていました。 また同じくサイドデッキにはオルフェゴールの分布が多くなることを見越してのアーティファクト・ロンギヌスやシステムダウンといったカードの採用も多かった印象です。
・新弾のカードの使用率等
採用された新弾のカードについてまとめてみました。 先に述べた通り、宵星の騎士ギルスがオルフェゴールデッキで圧倒的採用率を誇る他、今回は多数の新弾のカードが使用されていましたがここでは使用率が特に多かったものを紹介します。
・リンクロス
効果 リンク・効果モンスター リンク1/光属性/サイバース族/攻 900 【リンクマーカー:下】 リンク2以上のリンクモンスター1体 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。 そのリンク素材としたリンクモンスターのリンクマーカーの数まで、 自分フィールドに「リンクトークン」(サイバース族・光・星1・攻/守0)を特殊召喚する。 この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「リンクトークン」をリンク素材にできない。・アクセスコードトーカー
効果 リンク・効果モンスター リンク4/闇属性/サイバース族/攻2300 【リンクマーカー:上/左/右/下】 効果モンスター2体以上 このカードの効果の発動に対して相手は効果を発動できない。 (1):このカードがリンク召喚に成功した場合、そのリンク素材としたリンクモンスター1体を対象として発動できる。 このカードの攻撃力は、そのモンスターのリンクマーカーの数×1000アップする。 (2):自分のフィールド・墓地からリンクモンスター1体を除外して発動できる。 相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。 このターン、自分の「アクセスコード・トーカー」の効果を発動するために同じ属性のモンスターを除外する事はできない。この二枚の使用率がダントツで高く、多くのデッキで採用されていました。 他にも、恐竜デッキで新規の「ネメシス」カードや、「珠玉獣-アルゴサウルス」 サンダードラゴンデッキで「天雷震龍-サンダー・ドラゴン」等多くの新弾のカードが使用されていました。
今回のエタニティーコードの売れ行きがいいはこういった優秀な新規のおかげと言えるかと思います。 特に採用率の多かったリンクロスとアクセスコードトーカーですが、リンクロスはドラゴンリンクやオルターガイストを中心に展開の手段として採用され、アクセスコードトーカーは除去能力と打点上昇効果が優秀で、特定のデッキに限らず多くのデッキで使用されていました。
・使用デッキ内訳
次に決勝トーナメント進出者のデッキを紹介します。 全60デッキ中決勝トーナメントに進んだ上位16名のデッキ分布です。
〇決勝トーナメント進出者のデッキ分布
アマガサCS BEST16
オルフェゴールが以外は分布数が1とトーナメント進出デッキでもオルフェゴールが最多分布に輝きました。全体の分布12名の内、6名が決勝トーナメント進出と半数が勝ち上がっており、分布の多さだけではなく安定して勝利に繋がっているデッキであったと言えるかとおみます。 その他は展開系からコントロールデッキまで幅広く存在し、こちらの分布も群雄割拠していますが比較的、「展開系」と呼ばれるデッキ群が勝ち残っている印象も見受けられます。 またここでドラグーンオブレッドアイズを使用したデッキがドラグーンビートとサイバードラゴンの二つのみと、決勝トーナメントまででその数を大きく減らす結果となりました。 この二デッキのうち、サイバードラゴンはサイドデッキでの採用だったこともあり、純粋なダラグーンを主軸としたデッキはこの時点でドラグーンビートのみでした。 これは少し意外な結果のようにも感じました。
次にこの分布を踏まえた入賞デッキの紹介です。 入賞デッキは三位までのご紹介です詳しい構築はアマガサCS公式Twitter(@amagasa_cs)にて掲載していますののでそちらをご確認頂ければと思います。 準々決勝からの対戦の様子もアマガサCSのYouTubeチャンネルにてアップロードされていますのでそちらもご覧になっていただけるとうれしいです
第8回アマガサCS、上位入賞者のデッキレシピです!
— アマガサCS (@amagasa_CS) January 13, 2020
1位 ひょっとこ(ドラゴンリンク)
2位 わさ (オルフェゴール)
3位 ののむら (オルフェゴール)
4位 ゴッスー (サイバードラゴン) pic.twitter.com/Qr4ZIb3KdV
では本題の入賞デッキです。
・入賞デッキ紹介
優勝 ひょっとこ ドラゴンリンク 準優勝 わさ オルフェゴール 三位 ののむら オルフェゴール
今回参加者六十名の中で見事優勝を手にしたのはひょっとこ選手のドラゴンリンクでした! ここでも分布一位のオルフェゴールも上位入賞者の2/3としっかりと結果を残しました。 また、上位入賞されたひょっとこ選手、わさ選手、ののむら選手には今年行われるアマガサCSマスタートーナメントの参加権利の他、商品券とアマガサCSオリジナルのプレイマットが送られました。 入賞された皆さん、おめでとうございます! さらに今回は上位入賞者の中から特別に、優勝者のひょっとこ選手にインタビューをさせていただきました。
〇優勝者インタビュー
優勝 ひょっとこ選手 ドラゴンリンク
Q まず今大会に出場されるにあたって、ドラゴンリンクを使用した理由について教えてください。
ひょっとこ選手 A 理由としてはまず、ドラゴンリンクというデッキが個人的に好きであることがあります。幾度となく禁止制限で規制されてきましたがまだまだ戦えると考え使用しました。 また、今回使用したもう一つの要因として先行の基本展開で、ヴァレルロードSドラゴンやアポロウーサの妨害に加え、リリーサー,クラウソラスを並べることができます。おそらくメインデッキ内で回答が存在しないような強固な盤面を形成できるというのは使用した1つの要因です。 さらにこの展開はハリファイバーの成立orドラゴン族×2と比較的難しくない条件で到達できるのもいい点と言えます。
アマガサ すさまじい展開でしたよね(笑) 先行の展開は決勝戦の動画でも披露して頂きましたが、ハリファイバーからリンクロスを経由してリリサー、クラウソラスを成立させる動きが無理なく採用されており決まった時の相手への制圧力は凄まじかったですね。
Q サイドデッキの構築について注意した点、デッキ等を教えてください
ひょっとこ選手 A 今回サイドデッキで特に意識したのはオルフェゴール、エンディミオンといったデッキを中心に意識しました。 その中でもこだわったのはシステムダウンを不採用にした点です。 システムダウンはオルフェゴールに対して有効な札ではありますが、それだけではトポロジックボマードラゴンの成立を止められないため不採用にしました。 その分、代わりに冥王結界波等のカードを採用しました。
Q 最後に一言お願いします。
ひょっとこ選手 A らびぴょんが板!
アマガサ おめでとうございました!
〇まとめ
今回、初めて大会の考察レポート書かせていただきました。 新制限を初め、新弾発売直後のCSということもあり色々なデッキーカードが見れて、運営して後ろで見ていても楽しい大会でした。 ご参加いただいた皆さまありがとうございまいた。 つたない文章でしたとは思いますが、最後までお付き合いいただきありがとうざいました。
このレポートを読んでみてアマガサCSて楽しそうだな、遊戯王の大会に出てみたいなと思えるきかっかけの一つになってれば幸いです。 アマガサCSでは岡山を中心に中四国地区の遊戯王を盛り上げていけるよう、頑張ってまいりますので応援いただければと思います。 一月二十五日にもカードボックス岡山店様にてチーム戦を開催予定ですのでよかったらご参加してください。
最後に、大会を開催するにあたり力添えをいただいた、magi様、会場を提供して頂いたカードボックス岡山駅前店様にはこの場をおかりして感謝を申し上げます。 今後もアマガサCSにご協力いただければ幸いです。 次回のアマガサCSは一月二十五日にチーム戦を開催予定です。もしよければ参加してみてください!
ありがとうございました!!チーム戦です!
— アマガサCS (@amagasa_CS) January 19, 2020
よろしくお願いします_(._.)_
【遊戯王】第9回 アマガサCS チーム戦 大会エントリー選手一覧 - 2020/01/25(土)/3人チーム戦/定員:32チーム (96人)|イザジン
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