究極竜騎士はなぜ高い？プリズマ・ウルトラ・シークレットの相場を徹底調査
遊戯王OCG界にて最強の攻撃力を誇るカードの1枚である「究極竜騎士（マスター・オブ・ドラゴンナイト）」。
イラスト・強さ・レアリティと3拍子兼ね備えた、常に上位の人気を誇るカードでもあります。 今回はそんな「究極竜騎士」の人気の秘密から相場価格や買取金額、過去何種類実装したかなどについて紹介させて頂きます。 最後までお付き合いいただけますと幸いです。 ※本記事で紹介している全ての情報は執筆時のものとなり、内容が変更している可能性がございます。買取価格についても記載日公開した日に限り有効であり、それ以降の有効性を保証するものではありません。
そもそも「究極竜騎士」はどんなカード？
属性・種族は【光属性、ドラゴン族】、 原作・アニメにおいて、アニメデュエルモンスターズのオリジナルストーリーにて幾度か登場しました。 遊戯の主力である「カオス・ソルジャー」と、海馬の切り札である「青眼の究極竜」の融合体の為、両名が協力した場合にのみ呼び出されるモンスターです。 初登場は「デュエルモンスターズクエスト編」の「闇遊戯＆海馬vsビッグ５」戦でした。 自身の効果で攻撃力9000となり、ビッグ５の切り札である「Ｆ・Ｇ・Ｄ」を戦闘破壊してフィニッシャーとなりました。 その後も「ドーマ編」の「闇遊戯＆海馬vsダーツ」戦、「記憶編」等でその姿を確認できます。 コナミのゲーム作品において、2003年3月20日発売の『デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神』では、攻撃力だけでなく守備力も500ポイントアップさせる効果を持っています。 更に、このカードもドラゴン族モンスターとして含まれるため実質の攻撃力・守備力は共に5500でした。 攻撃名は「ギャラクシー・クラッシャー」、融合素材の指定はなく生け贄三体で召喚可能で、コストも「カオス・ソルジャー」・「青眼の究極竜」を大幅に下回る形となりました。
初めてカード化したのはいつ？
2002年7月4日に発売されました『デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説』の同梱カードとして初めてOCGカード化しました。 同商品予約限定特典の目玉に、当時「究極竜騎士」と並ぶ最強の攻撃力を持っていた「F・G・D（ファイブ・ゴッド・ドラゴン）」も収録されていました。 同梱特典の内容は、 予約限定特典 「F・G・D（ファイブ・ゴッド・ドラゴン）」 同梱カード 「万力魔神バイサー・デス」 「究極竜騎士」 「魔法効果の矢」 となっておりました。 3枚の同梱カードは、初回版がシークレットレア、通常版がウルトラレアとなっています。
「究極竜騎士」の相場価格
「究極竜騎士」の入手方法は決して多くはなく、『デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説』同梱特典以外ですと、2016年6月4日に発売されましたパック『デュエリストパック－王（ファラオ）の記憶編－』に収録されました【レア】版が最も入手が容易な物で200円～になります。
ここからは過去登場した様々なレアリティの「究極竜騎士」をご紹介させて頂きます。まず上記でもご紹介させて頂きました2002年7月4日に発売されました『デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説』の同梱特典の「究極竜騎士」【シークレットレア】版です。相場は900～3,000円前後となります。
続きまして2015年1月10日に発売された『決闘者の栄光（デュエリスト・ロード）－記憶の断片（ピース・オブ・メモリー）－ side：武藤遊戯（むとうゆうぎ）』収録の 「究極竜騎士」【ミレニアムレア・シークレットレア】版です。相場は100～590円前後となります。
そして今話題沸騰中の2021年10月16日に発売された『BATTLE OF CHAOS（バトル・オブ・カオス）』初回生産限定BOX購入特典で付く「＋1プラスワンボーナスパック」収録の 「究極竜騎士」【プリズマティックシークレットレア】版です。 相場は42,000～55,000円前後となります。
最も高価な「究極竜騎士」はどれ？
この記事を読まれた方の中に「プリズマティックシークレットレアが一番高いんじゃないの？」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。 実はプリズマティックシークレットレア版やゲーム初回購入限定のシークレットレア版を差し置いてダントツの価値を誇る「究極竜騎士」が存在致します。 それが「究極竜騎士」【ウルトラレア】版になります。その相場なんと250,000～548,000円となります。 そこからゲーム特典として同梱されたままの未開封状態のカードで629,800円、 更にPSA10評価を受けたカードになりますと880,000円の値が付いております。
何故通常版同梱カードが「究極竜騎士」のトップレアに？
実はこのウルトラレア版は前述にてご紹介させて頂きました2002年7月4日発売の『デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説』の同梱カード通常版に同梱されたウルトラレア版なのです。 この同梱カードは初回限定盤でシークレットレア、通常版でウルトラレア版同梱となっていたのですが、予約限定特典である「F・G・D（ファイブ・ゴッド・ドラゴン）」の影響で初回限定盤の方が圧倒的に流通量が多く、対して通常版の流通量はほんのごく僅かでした。 基本的に同梱されるカードは初回限定盤などのシークレットレアが一番高額なるのですが、このゲームの特典カードに関しては例外で、シークレットレアよりウルトラレアの方が価値が上回るという異例の事態が起きました。 流石にこの事態に関しては当時誰も予想できず、わざわざ予約限定特典の付かない『デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説』を買う人はそう多くなかった筈です。 そのためウルトラレアの希少価値が非常に高くなり、現在の価値になったと見られます。 こういうイレギュラーな価値の上がり方をするカードがある事も、トレーディングカードの魅力の一つとも言えますね。 今後もこうした面白い事態が起こるかもしれませんので、パック以外のゲーム特典等にも目を光らせておくと良いかもしれませんね。
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