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ドリームハックに行ってきました|MTG中村修平

こんにちは、中村修平です。 アメリカへちょっと「ドリームハック」なるイベントにふらっと行ってきたのですが、 その見聞記的なものをお届けしようかと思います

ドリームハックとは

一言で言えばEスポーツ系ゲームの祭典です。

アメリカで人気のフォートナイト、コールオブデューティーなどの賞金制大会に、ライブや講演会、企業ブース、コスプレなんかのファンイベントがくっついたもの… とは言っても日本のイベントで比較するものがなくて中々想像がつかないのが実際のところでしょう。 というか僕がそうでした。行ってみた感想としては日本のイベントで表現すると東京ゲームショーとニコニコ超会議を足して3で割ったくらいでしょうか。

規模としては上の2つよりは控えめで、範囲がよりニッチになった分マニアック指数が上がってる感じ。 アメリカ海軍が協賛していてけっこう驚きましたが、ニコニコの方でも自衛隊がきていたのでそう考えてみると現代版のアメリカニコ超と言った方が良いのかもしれません。

あとBYOCなる謎の略称 Bring your own computer、コンピューター持ち込み&専用テーブル付きチケットなる門外漢にはさっぱりな入場チケットが圧倒的一番人気でそれはもう僕の目から何が何だかよくわからない行列になんとも凄いところに来たものだと思うことしきりでした。 両手にそれぞれデュアルディスプレイを手持ちしてる人とか何に使うか未だに理解が届きません。本当に何に使うんだろう?

それはさておき元々北欧のイベント会社が主催する祭典でアメリカでは新規立ち上げ側になるようでそこに我らがMTGアリーナも開催演目の一つとして通年でのシリーズイベントとして組み込まれたわけです。 優勝賞金はなんと300万円以上!おまけに4月に開催されるミシックインビテーショナルにも招待される!! とは実はまったくもって後付け、 1月末に熱海の別荘をレンタルしてやっていたチーム曲者合宿中、佐藤嶺から 「ドリームハック行きましょうよ」 との3度目くらいの誘いに、まあそうしたら行きますかという感じのなんとも僕らしい適当なノリで決めたものでした。 その時の僕の中のイメージとしてはゲームショーのサイドイベントでマジックの大会があってそこそこ勝つとそこそこお小遣いくらいが貰えるのかといったくらいの感じだったのにまさかこんな凄いイベントだったとは

今までのマジックイベントとどこが違うの?

結論としては試合をアリーナでやる以外は従来のマジックの大会とそんなに変わらないものでした。 参加登録、デッキ登録をして試合開始時間になると紙でペアリングが発表されて 番号を振られた席に着席して向かい合ってPCを開いてアリーナで対戦する。 要点だけ取ってみると本当に普通のマジックの大会ですね。

試合の管理をClash.ggというトーナメント運営サイトを介してやってたのですが プレイヤーも運営も全然不慣れでよく手動で処理をしてました。ジャッジが 「あ、試合終わった?うんうん2-1で〇〇の勝ちね、ホストの方から書き込んでおくわ」 とか ちなみに対戦する方法はお互いにID教えてフレンドチャレンジ。

随所というか基本的にはアナログで各自持ち込んだノートPCを有線LANにつないでネットに繋ぐのですが第1回戦から1番から20番テーブルの配線不具合でみんなで隣の島まで移動したり とは言ってもこれまでの慣習からは全く違う箇所もそれなりにあります。 例えばデッキリストはスクリーンショットしたものをClassh.ggにアップロードするのがデッキ登録にあたるのですが、対戦席に座ってからまずお互いのデッキを確認する時間が与えられていたり、追加時間に関しては原則なし、アリーナのタイムバンクが切れたらその時点で終わり式でサクサクトーナメントが進むかと思ったら フィーチャーマッチは2卓用意されているけど1卓が終わってからもう1卓がスタートするので場合によってはとても待たされたりと配信に合わせたトーナメント設計をしているという印象でしたね。トーナメントの開始時間も視聴者に合わせて昼過ぎくらいから夜までと言った感じです。一応モンスターエナジーがドリームハックを協賛しているので飲み放題。スタッフにお願いするとステージ裏からキンキンに冷えたのが渡されます。

あ、それとこれは重要な点だと思うのですが初日が金曜日5回戦ー土曜日5回戦の計10回戦方式。 いつものマジックイベントのつもりで金曜日アメリカ着の飛行機を取りそうだったので本当に危なかった。ここはイベントごとは土日からが原則の日本とは違いますね。 ちなみに本来のデッキ提出日は現地時間の木曜日午前0時だったらしいですが、 サイトに本当に小さく書かれてただけで誰も気づかなくクレームが入った結果木曜18時に変更されたのにも気づかず 時差ボケで寝ていた僕は締め切り10分前に叩き起こされて、 結局提出先がわからずに主催者に泣きつきメールにデッキリストを添付してそれで許してもらうなんて経緯もありました。至って牧歌的なものでした

で実際のところどうだった?

日本人から見て開示されている情報が少なすぎてそもそもドリームハックについて知らないという人が大半だったと思いますが、 アメリカ人から見てもそうだったようでまさかの定員割れで350人の定員に対して参加者は僅か90人。 ロスアンゼルス近郊在住のプレイヤーとごく一部の耳ざといプロのみ。 賞金期待値でいうと参加費がドリームハックそのものの3日間入場料1万円弱のみに対して各人10万円近くあるという正真正銘の神イベントでした。

ちなみに賞金プール的には350人だったとしても1万円に対して期待値3万円バックなのでこれからはプラチナチケット化するでしょうね。

それと全てオンライン操作になるわけだから揉め事は起こらないものかと思ってましたがそういうわけでもないようで ちょっと感情的なやりとりになっていて内容までは聞き取れませんでしたが隣のテーブルで結構深刻な事態になっていてトーナメント進行そのものが中断してしまっていた箇所なんかもありましたね。 対人戦である以上、そういうのは完全になくなることはないのでしょうね。 と思ったり思わなかったり

僕個人の話だと もうちょっと早くに詳細を知っておけば… に尽きますね。本当に物見遊山のつもりだったのでデッキも前週にパウロが世界選手権で優勝した青白コントロールをラダーでちょっと回したくらい。 その時にティムール出来事に対して辛いと感じたのでサイドボードに2枚だけ対策カードとして《ガラスの棺/Glass Casket(ELD)》を突っ込んだだけという代物で前述の事情もあって参加。

それはもうちゃんと同系対策を積んできているミラーマッチでひたすらいじめられました。 ついでにティムール出来事の教祖にも配信卓でボコボコにされましたっけ それでもなんとか7勝3敗でトップ16のプレイオフには残れたのですが、 そこでも予選ラウンドで圧敗した青白と再戦してやっぱり負け。 Eスポーツお約束のダブルイルミネーションによりルーザー側に回っての対戦もやっぱり青白に負けて賞金1400ドルで終了となりました。 負けは青白×4にティムール出来事×1 大会中はプレイオフに残れれば御の字とは思ってましたが、実際にここから勝つ毎に賞金額が倍になっていくところで敗退してしまうとそれはそれで別種の悔しさみたいなものが湧いてくるものです。次こそは真面目にやろう

Deck

4 Teferi, Time Raveler (WAR) 221 3 Plains (THB) 279 7 Island (THB) 281 2 Mystical Dispute (ELD) 58 3 Elspeth Conquers Death (THB) 13 3 Shatter the Sky (THB) 37 4 Absorb (RNA) 151 3 Thirst for Meaning (THB) 74 1 Field of Ruin (XLN) 254 3 Dovin's Veto (WAR) 193 1 Dream Trawler (THB) 214 4 Temple of Enlightenment (THB) 246 4 Hallowed Fountain (RNA) 251 1 Castle Vantress (ELD) 242 3 Castle Ardenvale (ELD) 238 2 Narset, Parter of Veils (WAR) 61 4 Omen of the Sea (THB) 58 2 Banishing Light (THB) 4 3 The Birth of Meletis (THB) 5 2 Fabled Passage (ELD) 244 1 Archon of Sun's Grace (THB) 3

Sideboard

2 Archon of Sun's Grace (THB) 3 4 Aether Gust (M20) 42 1 Dovin's Veto (WAR) 193 2 Mystical Dispute (ELD) 58 1 Narset, Parter of Veils (WAR) 61 3 Glass Casket (ELD) 15 2 Commence the Endgame (WAR) 45

あ、次のドリームハックは5月下旬にテキサスでの開催らしいですよ ご検討いかがですか?

中村修平