灯争大戦にプレミアがつく理由・高い理由は?高額カード、相場まとめ
皆さんは灯争大戦というエキスパンションをご存知だろうか。2019年5月という令和最初に発売されたカードセットです。こちらが、マジック史上初となるプレインズウォーカーが36人が封入されています。それまでは、基本神話レアでしか収録されてこなかったプレインズウォーカーがレアとアンコモンに渡って収録という形に。もう1点凄い所があり、日本語版のブースターパックに限り通常版とは別に、36種類のオリジナルアートが封入されている。出現する可能性は通常版の50%という事だ。こちらを手がけているのが日本屈指のアーティストの方々で、その中でも最も衝撃的だったカードがあります。
そちらがファイナルファンタジーなどでお馴染みの、世界的な知名度がある天野喜孝氏が担当したカードです。そのカードが、戦慄衆の将軍、リリアナ(通称天野リリアナ)という超高額カードなのだが、そちらを筆頭に幾つかの、絵違いのFoilカードの値段が高額カードになっています。なので、今までマジックをやった事がない人でも、天野リリアナを手に入れたいが為、1BOX購入したという方も、数多く居た位です。こちらのカードのFoil版の高騰具合が、異次元でありイメージでいうと過去のパワーナインのアンリミテッド版のMox系統、黒枠のデュアルランドに匹敵するか、それ以上になっています。マジックの初期にパックが異常に高い理由として、パワーナインを筆頭に、超高額なカードが出現する可能性があったという事が挙げられます。このパックにはそれに近い物があり、天野リリアナ以外にも高額カードが出現する可能性があったので、そういったギャンブル性を含めて、通常のカードセットよりも、相当数が開封されたという事があります。現在の日本語版パックの、販売価格は2019年当時に比べて2倍になっています。にも関わらず、未だに販売価格、買取価格共に超高額なのは需要に対して、供給が追いついていないのと、手放す人が少ないという事があり、開封する際に、天野リリアナや何枚かの高額カードが出現するかもしれないという夢を見れるのが、人気がありプレミアがつく理由になっていると思われます。
高額なカードは全て絵違いのFoilカードになりますが、細かく分けると4つのバージョンに分類する事が出来ます。高い順に、初版、後期版、プロモパック、プレリリースという事になっている。違いは下記の通りになっている。 ・初版:絵柄のみ光沢で、テキスト欄は光らない。フォントが細く角が丸くカットされている。 ・後期版:全面光沢で、テキスト欄も光る。フォントが細く角が丸くカットされている。 ・プロモパック:テキスト欄も光る。フォントが太く角が四角くカットされている。 ・プレリリース:日付が入っている といった違いが挙げられ、初版のみ絵柄の部分光沢、プレリリース版は日付が入っているので判別は容易に出来ます。問題となるのは後期版と、プロモパック版なのですが、判別方法としてフォントが太いものが、プロモパック版で、フォントが細いものが後期版という事になります。また、プロモパック版のみ海外生産ということでカッティングや印刷にも違いが見られます。金額の違いとしては、初版を100%とするなら、他のものが50〜60%という認識でオッケーです。それでは灯争大戦において、特に高額なカードを厳選して詳しい金額を説明していきます。
戦慄衆の将軍、リリアナ
今カードセットの最大の目玉でもある、超高額カード。世界的な知名度を誇る、天野喜孝氏が手掛けるとあって、YouTubeや電車内のCMなどに使用され普段マジックをプレイしていない層に対しても、訴求する事になる。 某有名カードショップで、2019年の販売総額が2位と500万円以上差をつけて、海外からも注文が殺到し2000万円以上売れた。去年の段階で、需要に対し供給が追いついておらずFoil版の値段が40万円を超える事もあった。通常入手可能なパックに封入されていて、純粋なイラスト需要でここまで高騰したカードは後にも先にも戦慄衆の将軍、リリアナが初めての事である。このカードを求めて膨大なパックが剥かれた事で、灯争大戦のカードが市場に多く出回り、希少価値のあるカードであっても、他のカードセットに比べて取扱い金額が安くなるといった現象まで起きた。販売価格、買取価格は以下の通りです。※Foil版の金額になります。 初版:60〜130万 後期版:48万 プロモパック版:30〜36万 プレリリース版:32万 初版:50万 後期版:20万 プロモパック版:15万 プレリリース版:15万 2021年度7月31日付 晴れる屋通販サイト
覆いを割く者、ナーセット
今カードセットで2番目の高額カードになります。特筆すべきはこのカードがアンコモンという事です。もしこのカードのFoilが出現したら、通常のアンコモンのそれとは比ではありません。販売価格、買取価格は以下の通りです。※Foil版の金額になります。初版:18〜22万 後期版:9万 プロモパック版:9万 プレリリース版:5万 初版:9万 後期版:4万 プロモパック版:4万 プレリリース版:1.5万 2021年度7月31日付 晴れる屋通販サイト
世界を揺るがす者、ニッサ
こちらが最後の1枚になります。絵違い版はナーセットといい、やはり可愛らしい印象を受けますね。販売価格、買取価格は以下の通りです。※Foil版の金額になります。 初版:6万 後期版:3万 プロモパック版:2.8万 プレリリース版:3.5万 初版:3万 後期版:1万 プロモパック版:1万 プレリリース版:1万 2021年度7月31日付 晴れる屋通販サイト
今回は灯争大戦をご紹介させて頂きましたがいかがだったでしょうか。マジックは世界大会等もあり、遊技人口が多いです。戦慄衆の将軍、リリアナはここ2年間超高水準で来ています。純粋なイラスト需要でここまで高騰したカードは後にも先にも今回が初めてなので、Foil版は無理でも通常版を、1枚購入して眺めるのも一興だろう。