MTG歴代禁止カードは?売ったらまだ値段はつく?
マジックは昨年、スタンダード環境におけるる禁止カードを多くだして話題になりました。特に「創造の座、オムナス」に関しては、当時の新セット『ゼンディガーの夜明け』が発売してからわずか17日で禁止。新セットの目玉であり高額カードであったため、その価値が激減し不満の声が多数きかれました。
しかしマジックは、遊べるフォーマットが多く存在しているので、「禁止カード=値段がつかないカード」とは言い切れません。
そこで今回の記事では、マジックの歴代禁止カードの中で特に高い値段がつくものを、各フォーマットからご紹介します。禁止になったカードを多く所有している方は、ぜひ参考にしてください。
なおカードの価格は記事執筆時点(9月27日)における晴れる屋通販サイトの価格を記載しています。
マジックの禁止カードとは?
そもそもマジックにおける禁止カードとはどのような定義になっているのでしょうか。ここでは簡単に、マジックの禁止カードについて説明します。
マジックの禁止カードとは構築において、デッキ(メインデッキおよびサイドボード)に1枚も入れてはいけないカードのことを言います。マジックのプレイの健全化のため、ウィザーズオブザコーストの開発部が、環境に問題があると判断した場合に限り禁止カードがは発効されます。
禁止カードの発効時期は不定期で行われますが、禁止カードを発効するという告知は月曜日(日本時間火曜日午前)に発表することは決まっています。また禁止カードはフォーマットごとによって定められています。あるカードがスタンダードで禁止になったとしても、パイオニアやモダンでは使用できます。
禁止されるカードの理由としてはまず、メタゲームを不健全にしているカードという理由があります。ウィザーズ開発部はできるだけスタンダードで禁止カードを発効しないという目標を立てていますが、マジックアリーナにおけるデジタルプレイが発展し、トーナメントレベルでの環境分析が容易になり高速化したことによって、メタゲームが早い段階で固定してしまうため、禁止カードを出さざる得ないような状況が続いています。
ちなみにリミテッドであれば禁止カードを使用することはできます。
MTGのスタンダードの高額禁止カード
ここからは各フォーマットごとに、マジックの禁止カードの中でも高額な価格がついているものをご紹介いたします。
まずスタンダードでは、現禁止カードはありません。というのは、スタンダードは2021年の9月にローテーションが行われてばかりだからです。今後環境の変化によっては、禁止カードが発効されていく可能性があります。
MTGのパイオニアの高額禁止カード
次にパイオニアの高額禁止カードを紹介します。
血染めのぬかるみ(オンスロート)
「血染めのぬかるみ」はパイオニアでの高額禁止カードの1枚です。foilの日本語版で180,000円、英語版で100,000円となっています。通常版でも7,500円という高額で取り引きされています。
溢れかえる岸辺(オンスロート)
「溢れかえる岸辺」は現在foil日本語版で220,000円、同じく英語版では100,000円で取り引きされています。通常日本語版は8,000円、英語版は7,500円です。
汚染された三角州(オンスロート)
「汚染された三角州」は現在foil日本語版で280,000円、同英語版で150,000円という価格がついています。通常日本語版でも14,000円、英語版で8,000円と高額な値段がついています。
樹木茂る山麓(オンスロート)
「樹木茂る山麓」は現在foil日本語版で160,000円、同英語版で8,000円になっています。通常日本語版で7,500円、英語版で6,000円の値段がついています。
王冠泥棒オーコ(エルドレイン)
エルドレインで登場した「王冠泥棒、オーコ」は現在拡張foil日本語版で10,000円、同英語版で8,000円となっています。モダン、レガシーにおいても禁止カードになっていてこの価格は凄いですね。ただし通常版は日本語、英語ともに1,000円と安くなっています。
MTGのモダンの高額禁止カード
次にモダンの高額禁止カードを紹介いたします。
マイコシンスの格子(ダークスティール)
「マイコシンスの格子」は現在、foil日本語版で20,000円、同英語版で6,000円の値段がついています。通常カードは日本語英語ともに1,800円となっています。
梅澤の十手(神河謀叛)
「梅澤の十手」はfoil日本語版が150,000円と高額な値段がついていますが、同英語版は10,000円となっており、大きな価格差がありました。通常においても、日本語版3,000円、英語版1,500円と差がついているので、「梅澤の十手」は日本語版の方が価値が高いことがわかります。
師範の占い独楽(神河物語)
「師範の占い独楽」はfoil日本語版が25,000円、同英語版が10,000円の値段がついています。こちらも日本語版の方が倍以上の値段になっています。通常カード日本語版は2,000円、英語版は2,500円です。
オパールのモックス(Masterpiece Series: Kaladesh Inventions)
『Masterpiece Series: Kaladesh Inventions』の「オパールのモックス」は20,000円と高い値段がついています。『ミラディンの傷跡』に収録されたものだと、foil日本語版15,000円、同英語版5,000円の値段がついています。
暗黒の深部(コールドスナップ)
「暗黒の深部」もまた、高額な値段がついている禁止カードです。foil日本語版で40,000円、同英語版で15,000円です。英語版よりも日本語版の方が倍以上の値段がついています。通常カードの日本語版は2,000円、英語版は1,500円となっています。
MTGのレガシーの高額禁止カード
次にレガシーの高額禁止カードを紹介いたします。しかし禁止カードであっても、『アルファ』『ベータ』『アンリミテッド』などの収録カードの多くは高額であることが明らかであり、所有している人も少なく参考に適さないため、その他の高額禁止カードについて紹介していきます。Library of Alexandria(アラビアンナイト)
「Library of Alexandria」は、マジック黎明期のカードとあって高額な値段がついている禁止カードです。現在200,000円という値段がついています。
Shahrazad(アラビアンナイト)
「Shahrazad」も同様、『アラビアンナイト』収録の高額禁止カードです。買取価格は現在60,000円となっています。
記憶の壺(ウルザズ・レガシー)
「記憶の壺」のfoil日本語版が現在70,000円、同英語版で40,000円と高い値段がついています。しかし通常カードになると日本語版で500円、英語版で800円と著しく価値が下がります。
魔力の墓所(Masterpiece Series: Kaladesh Inventions)
『Masterpiece Series: Kaladesh Inventions』の「魔力の墓所」は現在60,000円という価格がついています。その他『エターナルマスターズ』収録のfoil日本語版だと16,000円、同英語版で15,000円という値段になっています。
伝国の玉璽(ポータル三国志)
「伝国の玉璽」も高額な値段がついている禁止カードです。こちらは現在日本語版で35,000円、英語版で70,000円となっています。
まとめ
今回の記事ではマジックの歴代禁止カードの中で、現在でも高額な値段がつくカードを紹介してきました。全体の傾向としてはfoilカードが圧倒的に高い値段がついていました。しかし通常カードであっても十分値段がつくものもあります。所有している禁止カードの中に高額な値段がついているものがあるかもしれません。ぜひチェックしてみてください。