厚かましい借り手、募集しています|中村 修平
気がつけばもう年の瀬、 マジックプレイヤー的にはファイナルズの季節ですね。 マジック総代理店だったホビージャパン主催から代理店がタカラトミーに引き継がれ、5年の中断期間を挟んで現在は フルコンプさんの主催へ フォーマットもスタンダードからスタンダード/エクステンデット、スタンダード/モダンの複合式を経て再び単一スタンダードへとかなりの変遷を遂げてきている大会ですが、 年末のクリスマス近辺での開催というところだけは変更がなく、 今年は1デイトーナメントとして秋葉原UDXでの12月21日に開催されます。
そんなファイナルズに僕も久々に参加します。
実はフルコンプさん主催になって復活した17年はグランプリ・シンガポールへ行っており、去年は解説をしていたので参加できず。そして中断期間とその前のファイナルズが世界選手権の併催でそちらに出ていたのがあってとMTGウィキで思い出しながら調べてみると最後に参加したのはなんと2009年。 10年ぶりなのかと自分でも書いてて驚きました。 初めて参加したファイナルズは300人くらいの関西予選での一発抜け縛りだったとか、 会場が代々木DCIでBGMの第九が延々とリピートしてたとか、1回戦目の相手がちょっと話題のあの人だったとか、よくよく考えたらこれ前の世紀の出来事だとか… はい、脱線してしまいました。久しぶりの年末のお祭り参加にテンションが上っているということで勘弁してください。
その一方でデッキの方は結構悩んでいます。
先週のラストサンで使ったジャンド・サクリファイスは《打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon(M20)》を3枚目の《残忍な騎士/Murderous Rider(ELD)》にしようかなと思ったくらいであとはメタゲームに合わせて多少サイドボードを変更する程度。 アクティブにパーツを探しにいくコンボデッキといった感じでデッキとしては特に不満はなく、かなり強力なデッキだと実感したのですが とにかくゲーム中に誘発することが多くて集中力の維持が必要なのがマイナスポイント。 正直1日中ずっと同じクオリティでプレイできるかどうかに自信がありません。 ラストサンは2日制で両日ともにスタンダード・モダン混合だったので1日最大でも4戦でしたが、8回戦ともなると最悪途中で倒れ込む恐れアリ 昔からですが体力のなさについては自信があります。
それとちょっと気になっているのはチーム曲者のチームメイトで優勝したAさん、 松本友樹さんのシミックフラッシュ。《成長のらせん/Growth Spiral(RNA)》を全抜きしているのにはちょっと驚きましたが、自分が使うなら《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis(RNA)》の数を増やしたいと思っていたのと、2マナのアクションを打ち消しの増量で補うというコンセプトには中々そそられるものがあります。
(デッキリスト:https://article.hareruyamtg.com/article/34719/)シミックフラッシュは好みのデッキとは言い難いのですが、 環境最強の《世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the World(WAR)》ー《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis(RNA)》パッケージを打ち消しで盤面を近郊に保ちつつ、 4マナ到達時に《夜群れの伏兵/Nightpack Ambusher(M20)》と《エリマキ神秘家/Frilled Mystic(RNA)》の不都合な二択を迫れるというのは本当に強い。
この2つが現在のメタゲームの両極。 両者ともに違うアプローチながら中途半端なミッドレンジを駆逐するデッキで最多勢力となるでしょうね。 ファイナルズでは公式による配信もありますが、画面内での常連となることでしょう
それと僕の使用デッキ候補としてはもう一つ
使用デッキ候補としてこっそりと晴れる屋ホープスの 森山君が使っていた青白コントロールタッチ《荒野の再生/Wilderness Reclamation(RNA)》をMtgアリーナでいじりながら魔改造を重ねてたものがありせっかくなのでそれをお披露目するというのもやぶさかではないのですが…
《厚かましい借り手/Brazen Borrower(ELD)》が1枚足りてません。
厚かましい借り手(ショーケース版)募集していますということで上記リンクのmagiの募集板で、せっかくだからちょっとオシャレな方の借り手を募集してます。 なお、僕が日和って無難などちらかを使う可能性は存分にあります。 その場合は平にご容赦下さい