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海外版デュエマ闘魂編 DM06,07,08,09未開封BOXをコレクター目線で徹底解説 | なず

前回の基本編に続き、闘魂編のBOX解説になります!

DM-06 Stomp-A-Trons of Invincible Wrath

英語、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、そして中国語版が存在します。全言語中で中国語版のみが04を飛ばして06が発売されましたが、恐らくほかの言語で04がさほど売れなかった為かと思われます。日本では04は人気パックですが、やはり原作による思い出補正が大きいのではないでしょうか。

06といえばもちろんボルメテウスですね!特にフランス、スペイン、中国語版の入手難易度は凄まじいものがあり、さらに言えばSRが10種もあるので、BOXチャレンジも中々厳しいところです。英語版以外での製造数も全体的に少ない印象がありますね。

現在日本では英語、ドイツ、イタリアのBOXが多少出回っていますが、海外でも全く在庫が出てこなくなったので今後は入手が困難になってくると考えています。(手放すんじゃなかった...)

収録内容についてはフェアリーライフ、神秘の宝箱、幻竜砲、スパイラルゲートなど優秀なカードも多いのですが、バニラや準バニラも少なくないので開封の面では少し渋いですね。ですがボルメテウスが当たれば一気に爆アド...!まさにボルメテウスくじです。

DM-06の未開封BOXをmagiで探す

海外版ボルメテウスをmagiで探す

DM-07 Thundercharge of Ultra Destruction

さて、読者の皆様にとって「デュエマの第7弾」と言えばどんなイメージをお持ちでしょうか?...その通りです。実用カードが非常に少なく大量に売れ残り、今でも殆ど定価で買えてしまうあのパックですね。はい。海外でも大体似たような傾向の様です。

英語版はBOX単体での出回りがそこそこあるのですが、シングルはあまり見かけないような気がします。それだけ剥かれなかったという事でしょうか。海外では1パックは400円ほどしたそうなので、1パックの価値が重かったのかもしれません。

ドイツとイタリアの展開は同じ様に行われたと推測していますが、両国での最終弾という事で生産数はかなり少なかったものと思われます。フランス、スペインの06と同じような感じだと思います。

幸いイタリア語版は04、06と共に少数ですが既に日本で流通しています。ただドイツ語版は鬼門になりますね。記憶している限りでは出回っている所を一度も見たことが無いような気がします。

恐らくこれはドイツ国内でデュエマのコミュニティが存在しているからだと思われます。ある時期にフランスでDM-01が50箱ほど発掘されたのですが、セラーの方曰くその殆どをドイツの方が買っていったのだとか...。

DM-07周りで幸いなのは、実用面、趣味面で需要の高いカードが少ない点でしょうか。海外環境で需要の高い地獄万力とSRのデスカール様の入手にはやや苦労しそうですが、幸い地獄万力には一応プロモバージョンもありトータルでは供給量が多く、他に汎用性のあるカードとしてはギリギリ飛行男が挙げられますが、これもどんなデッキにも入る程のカードではありません。

ちなみに海外では呪紋の化身は調整が行われており、S・トリガーを封じる能力が自身がタップされている間だけ発動する効果になっています。ボルバル召喚の次ターン後出しでは効果が発動しないようにしたという訳ですね。そういう訳でやや癖の強いカードであり、フィニッシャーとして考えると色的にもボルメテウスの方が扱いやすい事から海外ではそれほど人気のあるカードではないのかな?と思います。

他の調整カードとは違いカードとしてはかなり原型に近く、コスト、パワーに変更は無い上にイラストがかなりかっこよくなっているので、日本では呪紋の化身の半プロキシとして人気が出るかな?と思います。

DM-07の未開封BOXをmagiで探す

海外版の呪紋の化身をmagiで探す

DM-08 epic Dragons of Hyperchaos

ついにやってきました!バジュラ、アブゾドルバ、バイラスゲイルの三大進化龍が登場した人気弾です!しかし、残念ながらEU圏での売り上げ不振のために海外では英語版のみでのリリースとなりました。

DM-07とは違い、まとめ買いした時に08のカードが結構紛れ込んでいたりするのでそれなりに流通した様ですね。SR龍ばかりが目立ちますが、VRのジャガルザーやノーマルにはマリエルと各種チャージャー呪文、そして何より海外調整版スケルトンバイスの"Clanium Clamp"とロマン、実用両方の面でお買い得なパックとなっています!

Clanium Clampは日本ではデモニックバイスとしてリリースされましたが、なんとこのカード、日本に来るまでに2度調整を食らっていた様です。元々は4コストだったんですね。もちろん海外でも超広汎用な闇の必須カードとして扱われていました。美品であれば未だに2000~3000円でも買い手がつく程の人気ぶりです。

そしてなんといっても三大進化龍の3枚!海外のBOXでは1箱で平均3枚のSRが当たるので、バジュラ、アブゾ、バイラスの3枚が一度に揃うなんてことも十分あり得るわけです。そうでなくとも、このうちどれか1枚くらいはほぼ確実、期待値的には1.5枚は進化龍が当たる計算になります!BOX買いなんかできちゃった当時のリッチな子供たちは、それはもう大はしゃぎでBOXを開けたことでしょう。

それとこれは余談なんですが、もしかするとこれらの三龍は当時の海外キッズ達の間では最も人気のあったカード群かもしれません。というのも、前回での記事でも書いた様に海外ではコロコロコミックが展開されておらず、アニメも一応あったと言えばあった様なんですがボルメテウスはあくまで優秀なフィニッシャーくらいの扱いを受けている様な気がするんですよね。実際にシングルカードで入手した際にもボルメテウスは使い込まれた個体が多いのですが、三龍は折れたり、カーペットの上で踏んでしまった様な跡がついていたりとダメージが深刻な個体がかなり多いのです。

という事で、海外ではボルメテウスは少し上の年齢のお兄ちゃんたちが勝ちに行く時のカード、三龍はキッズ達のイケてる切り札といった立ち位置だったのではないでしょうかと思います。ま、あくまで予想ですけどね!

海外版のバジュラをmagiで探す

海外版のアブゾドルバをmagiで探す

海外版のバイラスゲイルをmagiで探す

DM-09 Fatal Brood of Infinite Ruin

闘魂編パックのご紹介もこれで最後になります!09も08と同様、英語版のみの展開でした。そこそこ売れた様ですが、未開封BOXは08と比べると多少出回りが多く価格も優しめなので、ここにきてようやく丁度いい(?)弾が登場したといった印象です。

第9弾で代表的なカードと言えばやはりペトローバですね!シングル価格から推測するに海外でもそれなりに人気のあるカードだった様ですが、デッキに関してはそれほど盛んに組まれている訳では無いような印象はあります。海外ではリーフもアクアンも調整によって暴れなかった上に殿堂ルール無し、デッキも40枚以上であれば何枚でもよいというルールの違いから、この頃には日本とは全く異なるメタが形成されていたのかもしれません。

しかし困ったことに、今の所はこの頃に流行ったデッキレシピが全然見つからないんですよね...。今では海外の根強いファンが独自のコミュニティでデッキを構築していたりしますが、独自の殿堂ルールを設けたDM-12環境のデッキが中心なので全然参考にならないという...。

まあそれはさておき、このDM-09にはDM-12環境においてもにも影響がある様なカードも結構多いですね。バーレスクは海外でも人気カードですし、クリスタルフュージョンは大量のエターナル呪文を使いまわす【化身ビッグマナループ】でキーカードとしての採用、ジルワーカ、サウザンドスピアは言わずもかな、ロストチャージャーも議論が絶えないカードですが、デッキ枚数が多くなりがちな海外環境では日本ほど大きな問題にはならず...。

なんだ、良弾じゃないですか!書き手としてはもう少し尖ってくれている方がノリノリで書けるのですが。まあいいでしょう。何せ次は聖拳編ですからね!さてどんなカオス記事になることやら。

DM-09の未開封BOXをmagiで探す

海外版のペトローバをmagiで探す

まとめ

以上、闘魂編の解説でした。改めて見るとなかなか激動のシリーズでしたね。ネットもさほど発達していなかった当時の環境プレイヤー達はさぞ新カードに右往左往させられていたことでしょう...。

闘魂編の英語版BOXはイギリスではそこそこ流通していたみたいです。時々シングルやらBOXが流れているのを見かけます。が、数は少ないのでどれくらい流行ったのかははっきりとはわかりません。英語版を刷ったついでにイギリスでも一応売ってみたのか、もしかするとイギリスでの売れ行きを見てその他EU諸国での展開の参考にしていたのかもしれません。真相は定かではありませんが。一応翻訳の手間も何もかからないので、十分あり得る話ではあるとは思うのですが根拠になるような証拠はさっぱりですね。

しかしこうして見るとドイツ、イタリアの07はEUでのデュエマ展開に完全にとどめを刺してしまった様に見えますね。基本編で03と05を飛ばした様に、07を飛ばして08を出していれば、もしかするともう少しは持ちこたえられたのでは?と少しだけ思わなくもないのですが、それでもまあ厳しかったんではないかとも思います。

コレクター的にはEU版の三大進化龍なんてとんでもない物が、しかも極僅かにしか生産されなかったなんて沼オブ沼なカードが登場してなくて本当によかった!とも思いますね!(迫真)いや出てて欲しかったですし存在するなら是非とも見てみたいですけど!

という訳で次回、いよいよお待ちかねの聖拳編のまとめになります!レッツKAIJUDO!