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キリフダッシュで駆け抜けろ!|みれう

どうもこんにちは!みれうです!今回の記事では新しいキー能力「キリフダッシュ」について実際に使ってみた評価を記したので是非見ていってください!

【みれう選手(@Mireu_ryu) プロフィール】 ~実績~ CS優勝10回 準優勝10回 3位6回 DMGP8th best128 DMGP9th best16 2018年度DMPランキング埼玉2位 2018年度全国大会出場

※目次の読みたい部分をタップするとその部分に飛ぶことができます。

1.キリフダッシュってどんなもの?

すでに知っている方は次の項目まで飛んでいただいて構いません。

まずは、キリフダッシュの効果について解説していく。キリフダッシュとはクリーチャーがシールドをブレイクした後に追加でコストを支払うことでクリーチャーを召喚、または呪文を唱えることができる。 例えばキリフダッシュ(火2)のように記述してあればマナゾーンのアンタップしているマナを2マナタップすることで召喚、または唱えることができるのである。 現代デュエルマスターズでは「龍装者 バルチュリス」に効果の性質は似ているが、このカードの利点は攻撃の後に見せるというものなので相手の不意を突いた攻撃を行うことができる。

2. キリフダッシュの事前評価

スタートダッシュデッキを使用する前に情報を聞いただけではあまり強さを感じられなかった。 なぜなら、マナをキリフダッシュ分残さなければいけないので一ターンに行えるプレイの回数は変わらず、ブレイクをしなければキリフダッシュを発動出来ないという制約も持っているので微妙といった印象であった。 「飛べ!イカロソくん」のようなマナをアンタップするサポートクリーチャーも知ってはいたが現代デュエルマスターズの環境の速さに対応できるかは懸念点であった。

実際に使ってみて

2020年3月14日発売のキングスタートデッキ「ジョーのキリフダッシュ」で初めてキリフダッシュのカードを手に入れてまずはスタートデッキのミラーを数戦行っていた。するとあることに気づいた。

みれう「先に6点揃えたら勝ちのクソ〇ーじゃねえか...」

デュエルマスターズにおいて6点を揃えることができてもこのゲームには「シールドトリガー」という逆転要素が存在する。しかし、その常識を良い意味で覆してくれた。今までには「単騎ラフルル」「カーストーテム」といったその逆転要素を完膚なきまでに消しそして自身も姿を消した、いわゆる害悪カードがいくつか存在する。それとは別に「手札から後に出てくる過剰な打点」であるキリフダッシュは今までのビートデッキとは一味違う進化を遂げていた。まるですべてのキリフダッシュが「龍装者 バルチュリス」のような奇襲性をもっており、基本的に除去トリガーが機能しないのである。 先ほど述べた 「先に6点揃えたら勝ちのクソ〇ーじゃねえか...」 はスタートデッキのミラーでは1枚も相手の後続の打点を止める手段が入っておらず、通常環境においてもスパーク系の呪文なども効かない鬼のような効果であった。 これを踏まえて感じたことは即殴ることができないキリフダッシュはあまり強くないということだ。 例えばスタートデッキに収録されている“熊四駆 ベアシガラ”。事前評価はかなり高かったが即殴ることができない点から純粋にビートしていくデッキには採用されないだろう。 なぜなら攻撃のステップに入っていてカードをプレイ出来ないのに出す意味はないからである。確かに次のターンの動きを強化している言ったら聞こえはいいだろう。果たして本当にそれは攻撃ステップに出して強いだろうか。キリフダッシュの特性上殴らなければ発動しない点を考える即殴れず1ターン後の動きを強めるというのは欠陥であると考える。 しかし、そんなベアシガラにも就職先はある。マナコストが重い利点を活かす他ない。相性のいいカードは”ジョリーザジョルネード”である。ベアシガラのマナから回収する効果によって回収しやすく再度使いまわすことも考えるとかなり理に適っているのではないだろうか。サンプルリストは後述してあるので是非見てくれ。

キリフダッシュの特性上キリフダッシュを持たない純粋なSAとの噛み合いは強くないのである。 例えば、無頼勇気タイガ。いわゆる小学生が使うような速攻デッキであれば間違いなく最強レベルのカード。 であるが、キリフダッシュとは相性が良くないのである。マナが潤沢に使える状況であればもちろん強いが、タイガが入っている速攻デッキではマナがそこまで溜まるはずもなく。キリフダッシュを使用したいターンには必ずマナを残さないといけないので序盤の2ターン目にタイガを出してしまうとそのターンはキリフダッシュが行えないのである。その点から純粋なSAとキリフダッシュはあまり相性が良くないという印象だ。 逆にブレイズクローのような低コストのクリーチャーとはそこそこ相性が良い。殴り始める1ターン前に並べることによって次のターンの爆発力を格段に上げることができる。 よってキリフダッシュという効果は基本的に“1ターン後の殴るプランを多様化させる”と表現できる。 もちろん例外もあるが現段階ではそれが一番しっくりくると感じた。

話は逸れるがこのスタートデッキにおけるミラーでは「ノー千休」というパワー3000攻撃されないを持つクソデカ現代版クックポロンを除去できずに「ノー千休」とキリフダッシュを合わせて攻撃するとどうしようもないゲームになることが多々あったのでこのミラーはあまりオススメできない。

そこで同時発売のキングスタートデッキ「鬼札の鬼タイム」と対戦してみた。すると先ほどは揃えて殴るだけのクソ〇ーであったが「ブロッカー」による駆け引きや受け札の多様性(ブロッカーを考慮しなければならない)が出てきた。“デュエルマスターズ”の本質的な殴り合いができてとても面白かったのでかなありオススメである。(鬼タイムの記事もそのうち書きます。)

話はだいぶ逸れてしまったが肝心のキリフダッシュの総評をまとめると ============================ ・マナの使用制限があるバルチュリス ・環境にいる受け札によっては即戦力レベル ・環境にブロッカーが少なければ少ない程強い効果 ・ビートデッキ同士であればシールドトリガーはほぼ無意味 ・今後のサポートカードで大幅強化が見込める ・SAやマッハファイターでないのであれば、よほど強い効果でない限りキリフダッシュには向いていない。 ・キリフダッシュ以外のSAとはあまり相性はよくない ・キリフダッシュは貯めて殴る系の効果でもある ============================ である。

キリフダッシュと合わせたいカード

キリフダッシュの効果の特性について述べてきたので後述では“キリフダッシュ”と合わせたいカードを紹介していく。 まずはこのカード

飛べ!イカロソくん

スタートデッキに収録され、いわゆるキリフダッシュとのデザイナーズコンボである効果を有するこのカード。場に何もない状況からでもキリフダッシュを発動させることができる。このカードの真価は1ターン生き残った後である。もし仮に一ターンこのカードが生存に成功したのであれば次のターンには自由にカードを使用しても5マナ浮くのでサーチ→キリフダッシュなどの「溜め攻撃」がより強力になる。

ボルバルザークエクス

上述したイカロソくんとは違い使い捨てだがこのカードの真価はドラゴンであることである。 新発売のパックに収録されている「モモキング」はドラゴンなのでドラゴンの最大の利点であるメンデルスゾーンを採用した赤緑のキリフダッシュを採用したドラゴンデッキと相性がいい。今後のキリフダッシュ/ドラゴンの種類が増えてくるにつれて評価が上がるだろう。

ドギラゴンバスター

公式の多色プッシュ×6以下の多色クリーチャーを踏み倒せる最強のドラゴン×攻撃の後に後続を出す新能力はもはや凶器。前述したイカロソくんをだしてキリフダッシュで打点を稼いだり、後述してあるゼノシャークのような攻撃トリガーでサーチができれば圧倒的火力で捻りつぶすことができる。

ダイリュウガン

個人的にかなり好きな部類のカード。次弾では強力なメタカードである“リツイーギョ””USABRRELLA”といった強力なメタカードを潜り抜け、赤緑のドラゴンが増えれば増えるほど強化されていくこのカード。割とろくな多色ドラゴンが少なかった中でキリフダッシュの参入によって第一線で戦うことができるようになるのだろうか....後述にデッキリストがあるので是非見てね☆

水晶の記録ゼノシャーク/クリスタル・メモリー

ドギラゴンバスターの欄で話した通り議題であるキリフダッシュは攻撃時効果と相性がいい。 攻撃時効果とは登場時効果と違いタイミング的に弱いものが多いのでその分強いケースが多い。その中でも特に優れている攻撃時能力を有するこのカードはその場その場における適切なキリフダッシュをサーチすることによって攻撃に多様性が生まれる。マナ残っていれば最新弾に収録されている“カタブランプー”でゼノシャークをアンタップすれば2~3回サーチが行えるなどインフレ加減が伺える。

コスト軽減系のカード

キリフダッシュはコスト軽減に反応するので皆さんご存じのコッコルピアであればモモキングを2軽減、フィーバーナッツなどならば全体1軽減、ヤッタレマンドラ息子であればジョーカーズを軽減することができる。

5. デッキ構築案

ダイリュウガンネクスト

環境におけるメタカードの変遷によって手札から場に出す、一ターンに複数回の召喚を封じられることが予想される十王編環境。その中では横に強くよりも縦に強くすることが重要に感じる。 先ほど述べたダイリュウガンの強みを生かしつつ、環境でも活躍するであろうモモキングをいち早く先取りしたデッキとなっている。 基本的には「場を溜めて殴るプラン」、「マナを溜めて殴るプラン」と「手札を溜めるプラン」の3つに分けることができ、対戦相手のデッキなどによって器用に動けるネクストになっている。 禁断の採用やボルドギ以外の受け札、ハンデスメタなどは環境によって採用することができるの柔軟に組みなおすことも可能である。

引用: DM vault

赤緑キリフダッシュ

タイソンズドラ息子の黄金ムーヴによってさまざまなキリフダッシュを踏み倒すことができる。 スタートデッキのキリフダッシュだけで構築したものでもある程度戦えたことから診断のカードを取り入れた構築ではかなり戦うことが予想される。 純粋な殴り合い、デュエルマスターズの本質を楽しむことができるだろう。

引用: DM vault

緑t青ガンバトラー

なじみタイクタイソンズやスタートデッキに収録されているベアシガラによってマナと盤面のコストを増やし、手札を整えて青の要素であるジョリーザジョルネードで盤面を整えたのちにガンバトラーG7によってフィニッシュをするデッキになっている。ここだけ切り取ればかなり強そうに見えるがもちろん弱点も存する。 最初のうちに述べていた「キリフダッシュはSAを持っていなければ強くないかも」という点である。攻撃をしたのちに発動する能力であるキリフダッシュであるのに攻撃に携わるような能力を持っていないのである。 序盤にしっかりとコンボを決めることができ、駆け抜けることができれば間違いなく環境の第一線でも戦うことができるが、少しでも行動が遅くなるとSAなどがないので厳しい展開になることもあるだろう。

引用: DM vault

6.キリフダッシュの今後はこうなる

攻撃時の能力であるため今後衰退するか流行るかは環境次第であると考える。 シールドをブレイクしなければ効果を発動できない点などから考えるにこの能力が強すぎたとしてもブロッカーを入れるなどの対策を取ったりして環境が今までよりも回ることも予想できる。 主人公の所有する能力故に今後は大幅な強化が来る可能性が高いこの能力。純粋な殴り合いという意味でもデュエルマスターズ開発が謳っていた「原点回帰」のようなものを彷彿とさせてくれるのでは無いだろうか。 キリフダッシュは環境でも第一線級の物が多いので今後の活躍には期待できるだろう!

次回は鬼タイムについて語るつもりなので是非見てね!    みれう