デュエマ スペイン語版のゲームにDM04未開封パック付属!バロムチャレンジの結果は? | なず
幻と言われるスペイン語版デュエルマスターズ
みなさんこんにちは。海外版デュエマコレクターのなず(@snowfaily_DM)です。 私も海外版デュエマを集めるようになって久しいですが、未だに入手の目途が立っていないカードと言うのは沢山あります。その中でも特に顕著な部類として、スペイン語版のカード郡が挙げられます。 スペイン語版のカードは元々の製造数が非常に少ないと思われ、他言語であれば入手が比較的容易なDM-01でさえ殆ど見かけません。その上、DM-01とDM-02の偽造品が非常に多く出回っており、当時遊んでいた方が「これが偽物だなんて思いもしなかった」と言う程。 わずかに出回っているシングル、セット売りのカードはその殆どがよく使い込まれており、パック単体では写真での真贋の判別が困難になってしまう事から、美品のカードを手に入れるのは容易ではありません。 更にこれを幸運と呼んでいいものか、他の言語と同じくスペイン語版においてもDM-04とDM-06が発売されており、恐らくスペイン語版のバロムとボルメテウスは海外版デュエマの中でも屈指のレアカードであると私は考えています。
ゲームに一抹の望みをかけて
さて、普通に探していては、全力を出しても、現地の方に聞いてみても、なんにしたって全く見つかる気配がないスペイン語版デュエマ。どうにかして何かしら満足のいく成果をせめて1つは挙げておきたいと考え、とある可能性に賭けてみることにしました。
前回の記事でご紹介した海外版のゲームですね。 「こんなに最悪なゲームは他にない」と言われてしまうほど評判の悪かったこのゲームですが、何故か英語版の未開封品があまりみつからず、多言語が出ているとの事で調査した結果行きついたのがこのスペイン語版でした。ATARIプロモはどの言語でも同じ英語版のカードが付属していたという事は、前情報からも、EU各国で同プロモが出回っていることからも十分に予測できていました。 が、しかし! 「DM-04以降のゲームでは各弾の未開封パックがついている」と知り、これはもしや?と取り寄せてみたのがこちらの海外版ゲーム、「Duel Masters:Kaijudo Showdown」のスペイン語版です。直訳すると「怪獣道対決」といったところでしょうか。
このゲームは前回の先輩伝説ことSempai Legendsの次回作にあたり、DM-04までの厳選されたカードプールで遊ぶことができます。そして何より、限定版の得点にはDM-04の未開封パックが付属しているのです! つまり、スペイン語版のKaijudo Showdownを買えば未使用品レベルのスペイン語版バロムが手に入るかもしれないという事...!早速開けてみるとしましょう!
…………..どう見ても英語版ですねぇ!(泣)
スペイン語版ゲームから色々と推測してみる
残念ながら英語版でしたね。ハイ。まあ実は事前に一つだけ開封して確認してもらってたんですが。それでも英語版は英語版でそこそこ希少品なので、割高ですが良しとしましょう。 折角なので、一緒に送って貰ったスペイン語版のSempai Legendsを英語版と比較してみましょうか。何か新しい事実が判るかもしれません。
左側が英語版、右側がスペイン語版です。英語版には無かったシールが貼られていますね。 Google翻訳にかけてみたところ、「お気に入りのTVシリーズのゲーム」との事。お気に入りと言うよりは「人気の」と解釈した方が自然でしょうか? TVアニメが人気ならもっと出回っているものでは無いかと少し思いましたが、もしかするとスペインではやたらと偽造カードが多い事と関係しているのかもしれません。実際に、ポケモンカードのコレクターの方にも「スペイン語版のポケカは偽造品が本当に多い」と聞いた事があるのでスペイン語版のデュエマは本来もっと出回ってもいいくらい人気があったものの、海賊版に駆逐されてしまった可能性があります。 軽く調べてみたのですが、カードの他にもオリーブオイル、ブランドバッグ、スポーツのユニフォーム等とスペイン製の偽造品は度々問題となっているらしく、アジアにおける中国製の偽造品と同じ様な物と思われます。
裏面を見ると、どちらも日本製である事がわかります。Kaijudo Showdownの方も日本製でしたので、恐らくすべての言語版が同じ様に日本製である可能性が高いです。またATARIプロモはアメリカ製で、付属のパックもアメリカ製の英語版であることから、各言語版の製造上の差異は製造時に日本での製造の際に使用されるデータのみと言えます。これは生産効率を考えての事でしょう。各言語に合わせて封入する物を変えるとなると結構な手間になると判断されたようです。
色合いは両言語で若干異なっています。実際に並べてみるよスペイン語版の方が結構濃い色に見えますね。これは製造時期の違いとも思われますが、ヨーロッパ言語のホイルはアメリカ版より鮮明な色で印刷されているという点と共通点を見出すことができ、意図的につけられた差の可能性があります。
開封してみました。内容物は英語版と全く同じですが、説明書の左下の角の色が異なっています。英語版が緑、スペイン語版はピンクですね。これは製造上の都合による目印だと思われます。北米版と欧州版で言語は異なるとはいえ、いずれも使用されているのはアルファベットですので、訓練を積んでいなければぱっと見で見分けることは困難です。誰でも一目で見分けられる様にする為の印でしょう。
箱にも目立たない位置に同じ色が使われています。製造上の目印と言うのは間違いなさそうです。 ちなみにカラーについて何故この色なのかは解らないのですが、enGlish(Green)、esPanol(Pink)と解釈するのは流石に深読みしすぎでしょうか。そうだとしたらフランス語版はfRench(Red)ですかね。機会があれば確認してみたいと思います。
そして最後のこちらの「WARNING」..............恐らく製造されたすべての言語で使用上の注意書きがなされています。なんとその数は10!これは偶然にもデュエルマスターズが翻訳されたと言われる言語の数と同じです。こちらについてはもう少し調べてみてから(あわよくば実物を入手しつつ)また記事を書きたいと思います。続報にご期待下さい...?
以上!
という訳で今回は「パック目当てでゲームを買ったら、色々発見があった」というお話でした。特に最後の「WARNING」ですが、海外版デュエマというのはネットに情報が殆ど残っておらず、いくつも言語が出ているとは日本語でアナウンスされていたものの実際は何語が出ていたのか、その全ては明らかになっていませんでした。 それがまさかこんな形で大きなヒントを得られるとは!思いもよらぬ収穫です。ここの所は新しい発見が無かったので、これはその切り口となってくれる事でしょう。 そんなこんなで今回はこれにて以上! 今回購入したゲーム、プロモの一部はmagiにも出品しますので、良かったら覗いてみてください!