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デュエマ中国語版をコレクター目線で徹底解説! | なず

皆さんこんにちは。海外版デュエマコレクターのなず(@snowfaily_dm)です! ここ数か月のTCGブームは目を見張るほどの勢いがありますね。magiさんの市場を観察する限りデュエマも全体的に高騰が続いていて、特に一部のプロモ類は数十倍まで高騰しています。 プロモ紹介の記事でも参考用パラメータとして度々取り上げていますが、個人的にカードの価値は希少度×人気度+実用度で決まってくると考えています。最近のトレンドは希少度×人気度に特価したカードが注目を集めている様に見えますね。 私の収集範囲は特に海外版のデュエマですが、今回は希少言語の一つである中国語版デュエルマスターズについてご紹介したいと思います!

色々あった中国語版デュエマ

中国語版のデュエルマスターズと聞けば、それは勿論中国で販売されていたと考えるのはごく自然な事でしょう。しかし、中国語を使用している国、地域は中国本土だけでは無かったりします。 実際の所どこで流通していたのか、今はよく判っていません。なのでこの項では今考えられる可能性を挙げて見ようかと思います。

中国本土説

この説においては中国語版DMには簡体字という言語が使われている事が根拠として挙げられます。これは伝統的な中国の漢字を簡略したもので、中国本土と当時の植民地であったで1949年から導入されました。 同じく中国語を使用する国や地域として香港、台湾、シンガポールが挙げられますが、香港と台湾においては繁体字という、簡略化される前の伝統的な感じが使用されています。 シンガポールは簡体字が1969年から使用されており、こちらでも流通があったのでは無いかと考えられますが、シンガポールではテキストには英語が良く用いられる事と、現地でも英語版と日本語版でデュエマを遊んでいる方が殆どなので、中国語版の流通は殆ど無かったものと思われます。 しかしこの中国本土での流通説ですが、肝心の実物が未だに見つかっていない為にイマイチ確証が持てていません。またホビーとしても当時から遊戯王とポケモンカードの偽物が大量に流通しており、更に2004、2005年の中国と言えば反日感情が非常に高まっていた時期でもあり、この様な状況で「日本初の大人気TCG」を中国本土で展開しようとするか?と考えるとタイミングが悪すぎる様に思えます。

香港説

香港説の有力性を表す出来事として、詳しくは後述しますが2020年初旬に香港で大量発掘があった事が挙げられます。また、中国本土に比べてビジネスや貿易等においてより国際的であり、海外文化を受け入れやすい風潮があったのではないかと思います。現代においてもTCGショップやコレクターの存在感も強く、DMの海外進出の選択肢としては十分候補に挙げられるのではないかと思います。 しかしこの香港説には結構大きな穴があり、やはり前述の言語の違いが気になります。 香港では簡体字を読めないという方も結構いらっしゃるそうで、また一定層には簡体字を「簡略化されすぎていて美しくない」と、漢字本来の良さを失っているとして好ましく思われていない様です。 こうなると香港向けに作ったにしてはローカライズが不十分だと言わざるを得ません。

運が悪すぎた説

一見矛盾してしまっている上記の2つの説に対して、一応これなら成り立つだろうという説を考察してみました。元々中国向けに売るつもりだったが、香港で販売する事になった説です。 言語が簡体字であるという点を考えると、やはり中国本土向けに作った可能性が高いです。反日デモへの大きなきっかけになったのが2004年7月より中国本土で開催されたAFCアジアカップ2004らしいので、2003年末ごろからDMの世界進出に動いていた販売側としてはとんだとばっちり、もしかすると本当に発売直前にデモが発生してしまったのかもしれません。 そこで中国本土で売ることができなくなった為にその在庫の販売先として考慮されたのが香港という土地だったのではないかなぁと。 実際にブースターもカードも簡体字で中国本土仕様ですが、イベントや広告には繁体字と香港での展開を意味する痕跡が残されており、これらの説を同時に立証できる材料が一応見つかっています。 中国語は希少言語とされていますが、こういった背景があったばかりに混乱が生じていたとすると、他の希少言語とは異なった道を歩んでいたものと思われます。

リリース弾と大量発掘

中国語版のカードはDM-01,02,06が確認されており、他の言語ではリリースされていた04が抜けています。 中国語版デュエマは2019年の年末から翌年3月ごろまで大量発掘が起きており、香港からDM-01が200BOX程、DM-02は数は不明ですがこちらもそれなりに出回りました。これは文字通り香港に大量の在庫が眠っていたという事になります。香港ではそれ以前にも度々カートン単位での発掘があったそうで、やはり相当売れていなかった事と思われます。これらのBOXは殆どが日本に送られたと思われ、中国語版DMは日本製ですので里帰りの様な形になりますね。 そしてDM-04がリリースされなかった点についてですが、WotCによる(DM-04のローカライズの段階では販売の目途が立っていなかった為)ではないかと考えています。つまり、香港での販売を決めた時点では04のローカライズは終了しており、06で改めて中国語版DMを再展開しようと考えたのでしょう。この説においては中国語版のバロムはデータすら存在していないのではないかと思われます。 DM-01と02はDMというゲームの基本的な部分を構成するコア弾なので、どの言語でもほぼ同時に刷っていたと思われます。その為、本土向けに製造された01と02は在庫として残り、04は飛ばされ、他の稀少言語と同じように06で展開の幕を閉じたという結果に終わったと推測できます。

中国語版のトップレアカード

これほどの量の01と02が出回っているにも関わらず06が非常に少ない点についてですが、やはり中国本土と香港ではマーケットの規模が大きく異なっているからでしょう。中国全土では日本の23倍もの面積がありますが、香港の広さは東京23区の倍程度です。2004年時点で香港の人口は当時の大阪の人口よりも少なく、01,02の大量発掘と06の希少さに説明がつけられます。もしかすると中国語版の06は、ダダ余りした01と02を少しでも売るためにリリースされたのかもしれません。 そしてそんな中国語版DM-06の製造数ですが...やはり不明です!雑すぎる計算(現代の大阪のカード取扱店舗数から推測しました)なので途中式は省きますが、当時1ロット分120BOXほど製造されたと仮定すると、各箱に1.5枚のSRで中国語版DM-06のSRの発行枚数は180枚、更にDM-06には10種ものSRが収録されている事から各SRの発行枚数は...なんと18枚! どの稀少言語においてもトップレアであるボルメテウスですが、上記の計算を真に受けるなら中国語版ボルメテウスの発行枚数は18枚という事になりますね。今のところ私個人としては既に5枚の現存を確認していますので、流石にもうちょっとあってもいい気はしますが...一応参考程度に...

おわりに

という訳で今回は中国語版のデュエマについて調べてみました!大量発掘までは大変な稀少言語と思われていた中国語版ですが、大量発掘を始めその背景を調べてみると思った以上にWotCの企業が見て取れました。COVID-19を始め全く先の読めない世の中で、企業はこういったリスクを常に抱えているんですね。しかしこういった事があるからこそ、コレクターは更なる沼を見出せるという面もありますね! そして06もいつかは大量発掘を!と期待していたのですが、これらの考察をある程度まで信用するなら少なくとも01、02ほどの規模では期待できないのではないかと思います。 残念ながら香港においても「DMはオワコン」だった様なので、06の製造数は相当に少なかったと思われます。つまりどこかのお店のワゴンに1500円くらいで眠っているかもしれないという事です!カモン!

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